第10回 FPの家 Desgin Award 2024

第10回 FPの家 デザインアワード2024

古(いにしえ)から未来に住み継がれる家

28坪と決して広くない敷地に、後付けエクステリアを無くし普通車+軽自動車+大型バイクなど配置できる平面計画にしました。
内部は大空間の土間とリビング、未来永劫、住み継がれることを想定して飽きのこないデザインと色彩に。近畿圏産材の杉と桧をふんだんに使い、表情の違う自然素材も内外装に採用。
LCCM住宅整備推進事業に採択され、エネルギーに関しても環境に負荷が少ない住宅を目指しました。

近代的でありながら、どこか「和」も感じるシンプルでモダンな外観の外壁は、派手にならないよう杉材の壁や火山灰の一種であるシラスの塗り壁、シンプルなサイディング、コテ塗仕上げの塗装壁と4種類の表情の違う素材を採用。

FIXガラス付きの高性能木製片引戸を開けて入ると、ベンチのある7帖の土間+7帖のホールで大きな空間が広がる。帰宅時やトイレからも利用可能な洗面台、奥にはオープンなシューズクローゼットと桧材段板のスリムなスケルトン階段を配置。

階段を上がると読書好きのご夫妻でくつろげるアルコーブを備えた18.6帖のLDKが広がる。北側でありながら高性能木製大開口の片引き戸と東側のハイサイドサッシで安定した明るさを確保。床はあずみの桧、壁は珪藻土で天井はエッグクロスで仕上げる。

フルオーダーのキッチンはオークの面材に。男性でも作業しやすい天板高さを87cmとし、外国製食洗器にラジエントヒーターのコンロ、奥には冷蔵庫+コンパクトなパントリー。背面に製作家具によるバックセットと間接照明の飾り棚。

タイル張りの床に、オープン収納家具とバスケット+二人並んでも広く使える人造石一体型の洗面台とミラーも。大きめにして眩しくないように間接照明を設置。

この家に投票する