心うららかに 感性を育む木もれ日の家
UA値0.25W/(m²・K)・C値0.1cm²/m²を実現した高気密高断熱の住まいです。本を読む、家事をする、趣味を楽しむ日常の中で、家族がどこにいても気配を感じられる空間構成としました。南面開口と庇で季節ごとの光を制御し、吹き抜けにより快適性と開放感を両立しています。岩手県産杉・南部赤松を用い、熟練大工の技で見えない部分まで丁寧に施工しました。性能とデザインが調和した持続可能な住宅です。

水平ラインを意識した端正な外観と抑えた高さ計画により、住まいに落ち着きと安定感を与えています。軒の出がつくる陰影と穏やかな色調が建物の表情を柔らかく整え、周囲の街並みに自然に調和する佇まいとしました。過度な主張を避け、長く住み継がれる普遍性と品のある外観デザインを大切にしています。

玄関の天井には南部赤松を用い、杉材で造られた格子戸は木の風合いが緩やかに目隠しとなります。奥に手洗いコーナーを設け、日常動線や衛生面にも配慮しています。格子戸が外側と内側を柔らかく区切り、閉鎖感のない空間を生み出しています。

吹き抜けと階段がつくる大空間の中で、階段下を収納や小さな居場所として活用し、空間を余すことなく使うことで暮らしの豊かさを高めています。家のどこにいても家族の気配を感じられるよう、温かくつながりのある空間としました。

収納棚として使いながら、ロフトへとつながる階段を兼ねた造作です。限られたスペースを立体的に活用し、機能性と意匠性を両立しています。棚として計画することで圧迫感を抑え、視線の抜けをつくっています。

勾配天井の形状を活かし、あえて天井高さに変化を持たせた寝室。視線と空間を抑えることで、自然と気持ちが落ち着く設えとしています。照明を視線に配慮して配置し、就寝までの時間を落ち着いて静かに過ごせるようにしています。

