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File.35注文住宅省エネの話
新築はもちろん築17年の物件も、入居率はほぼ100%。予約待ちの名簿ができるほど、FPのアパートは人気です。
北海道深川市 協和ハウジング株式会社 社長
コンパクトな造りで若い人に人気の「コンフォート2000」(2000年3月竣工)。

1棟目は、道外企業の従業員用アパートとして

札幌から北へ車で1時間ほど。石狩平野の最北部に位置する深川市は、北海道でも有数の豪雪地帯です。冬は最高気温が零度に満たない「真冬日」が続き、街全体がすっぽりと雪に覆われます。
今回お訪ねしたのは、深川市で土地・建物の売買や賃貸、アパートの管理などを行う不動産会社K社です。FP工法で建てるアパートが人気とのことで、その真相を確かめにお伺いしました。社長のSさんとFPの工務店とは、ともに先代が社長だったころから40年来のおつきあいです。
K社がFP工法のアパートを建築することになったきっかけは、北海道で3店舗目となるスーパーマーケット「マックスバリュ深川店」のオープンでした。1996年5月の営業開始に向けて、三重県などから深川にやって来る従業員のためのアパートを建てることになったのです。丁度、工務店が「FPの家」を手がけ、オール電化も出始めた頃で、「FPパネルはグラスウールの2倍の保温力があり、気密性も高いと聞いて、寒い深川にはぴったりだと思いました。ですから、オール電化と合わせてもエネルギー効率の良い、FPのアパートを建築することにしたのです。暖かい土地から来て初めての北海道暮らしは不安も多かったでしょうから、この深川で安心して暮らしていただきたかったのです」とS社長は当時を振り返ります。

快適さに加え、経済的。予約待ちの名簿ができるほど

FP工法のアパートにお住まいの方からは「冬がとにかく暖かい」との声が続々とS社長のもとに届きました。「真冬でもTシャツ・短パンで過ごせるほどです。夜遅く帰宅しても寒さを感じることもなく、真冬に何日か家を空けても水道が凍結する心配もない。入居者はみなさん本当に喜んでいます」とのこと。
そんな喜びを裏づけるように、FP工法のアパートは入居率がほぼ100%。それは新旧どの物件でも変わりません。深川市全体ではアパートの2割が空室という現状のなか、「(FPのアパートが)空いたらすぐ入居したいから教えてください」と、予約待ちの名簿ができるほどだそうです。
さらに経済的であることも、人気の理由のひとつです。オール電化にもかかわらず、電気代は独身者が夏場で3,000円~5,000円、冬場で10,000円ほど。ご家族の場合でも夏場で7,000円~8,000円、冬場でも20,000円以下。光熱費を比較すると、同じ条件のFP以外の物件で灯油・ガス・電気を使用した場合の、約半分ほどで済むのだそうです。「快適さはもちろんですが、光熱費が安く経済的であるという点も入居者の方にご支持をいただいている要因でしょうね」とS社長は微笑みます。

FPのアパートをステップアップ、そして「FPの家」へ

K社が所有・管理するFP工法のアパートは1995年冬に建てたマックスバリュ従業員用の1棟目からスタートし、2013年2月現在9棟あり、1DK、1LDK、2LDK、3LDKなど、バリエーションも多彩です。ですから、当初ワンルームや1LDKに入居した独身の方が、結婚して2LDK、子どもが増えて3LDKなどと住み替えるケースも少なくないそうです。
そして、中にはアパートで暮らすうちにFPの快適さの虜になり、一戸建ての「FPの家」を建てたご家族もいらっしゃいます。
公務員のSさんは、1996年にK社が建てたFP工法のアパートに入居。もちろんこの時はFPのことを全く知りませんでした。暖かさと静かさが気に入って、2002年にはやはりFPの広いアパート(3LDK)に住み替えし、2004年にご結婚。奥様もその暖かさには驚いたと言います。そして2007年には、念願の“一戸建て”暮らしを実現します。「建てるならオール電化の『FPの家』と決めていました。火がないので子育ても安心ですし、空気がきれいでアレルギーなどの心配もありませんしね」と笑顔で語るSさんご夫妻。
このようにアパートを“卒業”される方もいますが、それでも何年もの間、K社の物件に住み続ける方が多いのは、入居者に信頼されている証です。「住む方が楽しく家族円満に、また暖かく快適に過ごしていただくために、これからも入居者の声に耳を傾けながら、より良いFPのアパートをつくっていきたいですね」。そう語るS社長の笑顔はとびきり素敵でした。

  • 1995年12月に竣工されたFP工法アパート1棟目の「ヴィーヴル」。
  • 青空にも、雪にも映える美しい外観もご自慢のひとつ。建物の右にあるのは電動除雪機。豪雪地帯では1家に1台の必需品だ。
  • ご主人のFP歴は、アパートで11年、「FPの家」ですでに5年半。今はご家族3人、快適で楽しい暮らしを満喫している。
  • 「アパートでも一戸建てと同じように、いい家に住んでほしい。ですから部材や設備もハイレベルなものを使用しています。確かに初期投資はかかりますが、50年のサイクルで考えていますからね」とS社長。

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