

元々敷地内にあった木々を切らずに活かすことができるのか。それが「ROCK」の家づくりのテーマでありました。
新緑、紅葉を楽しめる2階リビングからの景色、細いアプローチからの玄関に入ったときの自然と空間の共存、オーナー様の想いがこめられた寝室、
とことん話をしてイメージを共有できた結果、最高の心地よい空間が出来上がったのではないでしょうか。
写真を見て「新築でよくこんなに木々が生い茂っている」と、不思議に思った方もいるかもしれません。実は、ROCKは庭木がふんだんなご主人の実家の庭に建築をしたからなのです。
初めて土地を見に行った時に、この木々を活かしたお家がブワッと浮かんできました。2階のリビングから見える木々、広がるデッキスペース、玄関に入った時のインパクトはファーストインスピレーションから変わらず、オーナー様も
共感いただき、ご夫婦の家づくりに対する想いやセンスを膨らませていただきました。
エピソートはたくさんありますが、リビングの石壁は打合せ後の談話からフランクロイドライトの落水荘の話になり、石壁をやったらカッコいいね!と、盛り上がって実現したりしました。ちょっとした話から家のメインにもなる素材が見つかるという事もあるんだなと感じました。
全国の方々からたくさんの投票をいただき、本当にうれしく思っております。去年に引き続きゴールド賞を受賞できたことを社内スタッフだけではなく、オーナー様にご報告できたことが、これ以上ない喜びです。
工藤工務店の注文住宅には、欠かせないモノが2つあります。一つは「作り手、住み手の距離感」。施主様が言いたいことを言える環境をつくり、一緒に作り上げていくことです。
もう一つは「家づくりにルールを設けないこと」。決まった仕様で作り続けていくのはスタッフも考えなくなり、施主様にも飽きられてしまいます。(これを聞いて、ゾッとする工務店の社長さんもいると思いますがw)工藤工務店の家づくりとして、とことん追求していく姿勢は昔から変わらず進化し続けている結果、ROCKが出来上がったと思っています。注文住宅の施主様はいい意味で、わがままであってほしいし、あ~したい、こうしたいと作り手に問いかけていって工務店の進化させていってもらえたらと思います。
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