キャッチセールスに引っかかった?!

シックな外観のS様邸。この家からFPの高性能を実証する数々の貴重なデータが…。

山形市で中学校(理科)の先生をなさっているS様は、全国に数多くいらっしゃる「FPの家」の施主様の中でも、おそらく一、二を争うであろうと思われるデータマニア。いわゆる“理系”の方が、性能を重視してメーカーや工法を比較検討した結果、「FPの家」にたどり着くケースは少なくありません。とはいえ、S様と「FPの家」との出合いは一風(?)変わっていました。
アパート暮らしだったS様ご夫妻は、2人のお子さんが成長したこともあり、「そろそろ一戸建てを…」と新築に向けて土地探しを開始。ある日の夕方、道路沿いの工務店の前で土地情報の看板を見ていたところ…。
「後ろから中年のおじさんに『よっ!』と肩を叩かれたんです。ほんとにキャッチセールスだと思いました」と、奥様はその時の様子を思い出して笑います。
「本社にもっといろいろな物件がありますよ」と声をかけたのは、FPを扱う工務店の社長。「これからの家は、断熱がしっかりしていて、オープンスペースで、健康的な家であるべき」と、ご夫妻にオール電化の「FPの家」の良さを切々と語ったのです。 それでも奥様は「こんなウマイ話はないべ」とまだ懐疑的だったのでした。

「オール電化は高い!」という先入観

電気代(光熱費)が安い、部屋の温度差が小さい、結露しないなどの言葉に感銘を受け、早速「FPの家」での新築に踏み切ったS様ですが、そこは“理系”人間の性で、入居後、社長の言うことが真実かどうか、数値による裏付けを求めてデータ測定を始めたのです。
「やはり電気代がいちばん心配でした。オール電化は高いというイメージがありましたので」とご主人。 エアコンと蓄熱式暖房器があるリビングの温度を毎朝毎夕測るのはもちろんのこと、ご主人の書斎にはデジタル温湿度計(外部温度端子付き)を設置し、室内外の最高・最低温度と室内の最高・最低湿度を毎日計測しているほか、さらには毎日の電気使用量や電気料金も計算するなど、これまでに集積したデータは膨大な量に及びます。
そんなS様の努力に応えるかのように、以下のような結論が導き出されました。
●「FPの家」は1年を通じて、どの部屋も温度変化はほとんどない。
●毎月の電気代は年間平均1万3,800円ほどで、 アパート時より部屋が広くなったのに、当時の光熱費(電気・LPガス・灯油代)より格段に安い。
●自然な暖かさや涼しさが心地よく、 結露のまったくない暮らしに大感激。
(以前は結露がひどく、天井や押し入れのカビに悩まされたそうです。)

ご主人の趣味が、またひとつ増えた!

映画やアニメが大好きだというS様、書斎には貴重なお宝の数々が…。
特に、上のお子さんが小さい時、一緒にアンパンマンのビデオを見続けたことから、『アンパンマン大研究』(フレーベル館、1998年)という本を出版するまでに。
(いただいた名刺には「アンパンマン研究家」の肩書きが…)
この本は教え子240人からの質問にS先生が答える形式になっており、作者であるやなせたかしさんも一言を添えて、コントのような掛け合いが面白いと評判の名著です。
そんなごS様が「FPの家」に住んだことから、奥様は「数あるマニアの中に『FPマニア』がまたひとつ加わった」と苦笑い。そして当のご本人は「『FPの家』も私の趣味のひとつ」と断言します。
S様にとってデータ収集は、「FPの家」の省エネ性能を証明するための大切なライフワーク。「これから家を建てる人に少しでも参考になれば…」と、今も見学会にせっせと足を運び、説明会に出かけては喜々として発表するSさんなのでした。
S様、これからも「FPの家」をどうぞよろしくお願いします!

  • 気温や使用電気量など、毎日のデータチェックは大切な日課。

  • 最初は半信半疑だった奥様も、今では「FPの家」の心地よさに感服。「主人の言った通りでした」と笑う。

  • やなせたかしさんと連名の著書『アンパンマン大研究』。皆様もぜひご覧あれ!