よくあるご質問

ご質問とその回答

「FPの家」について皆様からよくいただくご質問をご紹介します。
「FPの家」のことをもっとよく知りたい方は、資料請求フォームより、ぜひご依頼ください。

ウレタンパネルについて

ウレタンとは?

「ウレタン」にはさまざまな種類があり、 車のバンパーや内装材、家庭の台所用スポンジ、冷蔵庫の断熱材、最近ではウレタン製の橋や女性の下着までさまざまな用途に使われています。「FPの家」に使用されているウレタンは、正式には硬質ポリウレタンフォームといい、上記のものと成分はほとんど同じですが、発泡の方法により硬くて丈夫な硬質ウレタンと柔らかい軟質ウレタンに分かれます。硬質ウレタンは水をほとんど吸いませんが、軟質ウレタンは吸水性が高いのが特徴です。

建築用の断熱材としては、「工場で製品化」するものと「現場発泡ウレタン」するものがあり、性能が大きく違ってきます。工場で製品化する「FPウレタン断熱パネル」と「現場発泡ウレタン」との違いですが、FPウレタン断熱パネルは型枠内に一定の圧力をかけ発泡する、工場で製品化されたものです。均一でムラのない密度で充填されるため強度に優れています。 一方で「現場発泡ウレタン」は、フレームも圧力もないため、厚さを測定しながらの吹付け施工となります。厚くし過ぎると発熱反応による熱の蓄積で燃焼する危険性があり「割れ」が発生する要因となります。また、気候や施工者の技量等により均一な状態になりにくいため、性能にも差があらわれます。

ウレタンは燃えやすい?

現場発泡のウレタンは、主成分のA液とB液、それに接着性の溶剤等を同時に混ぜ合わせて現場で吹き付け発泡させます。そのため、溶剤による気化ガスが多量に発生し引火しやすく、できた製品も燃焼に対して極めて危険性が高いといわざるを得ません。「FPの家」の現場では溶剤を使用することがないため、それが燃焼の起因となることはなく、人体に影響を及ぼすこともありません。

硬質ウレタンの発火温度は400℃前後で、木材とほぼ同じです。さらにFPウレタン断熱パネルは、生産段階において難燃剤を混入し、自消性を高めています。パネル内は30トンの圧力で注入したウレタンが隙間なく充填されていることに加え、現場でも気密施工を徹底して行っており、パネルと柱や梁、またパネル同士の接合部分などには気密テープの処理、隙間から入ってくる空気を少なくすることにより、燃えるために必要な酸素が供給されず、グラスウール材のように火が壁体内を走ることがありません。燃えても表面が炭化するだけで、それ以上の燃焼を続行させない「絶縁体」の役目をしていることも実験結果で実証されています(自社検査)。

ウレタンは有害物質を含んでいるの?人体への影響は?

当社では「FPの家」に使用しているウレタン断熱材について、壁に施工した状態で人間に対し悪影響を及ぼす可能性について、さまざまな角度から検証をしております。
硬質ウレタンフォームは、人が生活する範囲の温度帯において極々微量の気体を発生させています。この気体について、当社の技術研究所が51に及ぶ国内外の研究報告と照らし合わせ検証したところ、人間の健康に対し悪いものは認められませんでした。ウレタンは通常、住宅の壁や床の中にある状態では無害であり、むしろその断熱性能によって健康を守る事に寄与することを証明できています。

また、火事の時に発生する有毒ガスは主に不完全燃焼による一酸化炭素です。ウレタン樹脂が低温で燃焼すると有毒のシアンガスがごく微量発生しますが、高温で燃焼すればシアンガスは全く検知されません。
室内から火災が発生した場合、ソファ、椅子、テーブルなどの家具、カーテン、ビニールクロス、絨毯などの生活用品が火災で燃えることによって有毒ガスが発生し、それを吸込んでしまうことが死傷者が発生する主な原因です。 実際の火災発生時、FPウレタン断熱パネルに火が到達する前に、室内にある石油化学製品により、室内は有毒ガスで満たされ、大変危険な状況が発生してしまいます。

FP工法について

「FPの家」とは?

「FP」とは「オリジナルフレーム&ウレタンパネル」の略で、1985年に生まれました。
「FPの家」とはFPウレタン断熱パネルを使用したFP工法で建てる高断熱・高気密の家です。
FPウレタン断熱パネルを従来の木造在来工法の柱と柱の間にはめ込み、ジョイント部を気密テープ処理や現場発泡ウレタンなどにより密着接合を図り、気密性と断熱性を高め、高い性能を持った躯体を構成。さらに、玄関ドアやサッシ等の開口部には気密性の高い製品を使用しています。室内空間は計画換気システムにより全室が常にクリーンで、温度や湿度ムラの少ない住環境に整えています。省エネルギーで快適健康住宅のシステムの総称、およびブランドネームを「FPの家」といいます。

内断熱、外断熱という言葉を耳にしますが、FP工法はどちらに当たりますか?

鉄筋コンクリートの場合は内断熱と外断熱とに分かれますが、木造の場合は、充填断熱と外張断熱となります。これは、通称「次世代省エネルギー基準」、正式には「建設省告示第998号 住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計及び施工の指針」の文言です。「FPの家」はこの内の充填断熱に入ります。

天井裏の断熱材の安全性と耐久性は?

「FPの家」では、一般的に天井裏の断熱材にセルローズファイバーを使用しております。
セルローズファイバーの原料はリサイクルの古紙を100%使用した、限りある資源を有効に活用できる素材です。

セルローズファイバーの特長は、1本1本の繊維の中に空気の粒があり、さらにその繊維がからみ合うことでより多くの空気を含むことができます。音や熱を外に逃がさないという効果があります。空気を吸収したり放出したりするので、住まいの敵である結露を未然に防ぎ、建物の寿命を大幅に伸ばす特性があり、断熱材として必要な特殊処理(難燃性、撥水性等)も施しています。
また、有毒ガスの発生がないので人体に悪影響のないものが主流です。撥水性の加工により、ネズミの巣や害虫のエサにならず、また雑菌の発生なども防止します。ポリフィルムでカバーしていますので、老朽化しても落ちてくる心配はありません。

ロフト(屋根裏・小屋裏)は断熱性の面であまり良くないと聞きました本当でしょうか?

ロフトのある家は、屋根自体に断熱材が使用されています。
屋根は自然環境に一番影響を受ける部分なので断熱施工が難しいとされてきましたが、「FPの家」では、遮熱効果に優れたFP遮断パネル※を使用することにより、小屋裏を利用した設計が可能です。ロフトや屋根までの吹き抜けなど、広々とした空間が生かせるようになります。
※FP遮断パネルはオプションです。

結露について

結露の発生する原因はなんですか?
また、結露には色々な種類があると聞きましたがどんなものがありますか?

結露には室内外の温度差によってできる表面結露と壁の中に水蒸気が進入してできる内部結露があります。

表面結露は水蒸気を含んだ暖かい空気が、温度の低い部分に触れることで発生します。カビ・ダニを含めたハウスダストを発生させる原因のひとつとして上げられるのがこの表面結露です。ダニやダニの死骸、糞、カビの胞子が部屋中を飛び回り、喘息やアトピー性皮膚炎などの原因物質となる【アレルゲン】となります。

内部結露は中の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し、水蒸気を含むことができる限界の温度を下回った場所で発生します。直接目に見えないこの内部結露は、健康に影響を及ぼすだけでなく家の断熱性を劣化させ、柱や土台を腐らせる原因にもなります。家の寿命が短くなってしまうばかりか大きな地震などに耐えられない状態になる可能性さえあります。

結露を防ぐために「FPの家」はどんな対策をしていますか?

「FPの家」では、湿気や水分を吸収しにくい硬質ウレタンを使用したFPウレタン断熱パネルと呼ばれる断熱材を採用しています。このパネルを柱の間にはめ込み、湿気の侵入を防ぐ透湿防水シートを貼ったうえで空気を循環させる通気層を設けています。さらに開口部廻りの一部や床の配管部分、外へ貫通する隙間にウレタンを吹き込んだ後にテープを貼るなど、徹底した気密対策を図り湿気の侵入をシャットアウトしています。

結露の発生条件と高断熱・高気密・計画換気には強い関係性があります。そのため、完成後には気密測定と風量測定」を実施し、しっかりと施工されているか調査しています。

●気密測定
家全体の隙間を調べるのが気密測定です。国の基準を大幅に上回る数値を合格ラインとする厳しい基準を設けています。全棟でこの測定を実施しています。

●風量測定
外気温の影響を受けず室内温度が一定な環境にあることがベストです。その働きを促すのが計画換気です。高いレベルで気密が施された「FPの家」は、この働きが正常に機能しているのかを検査したうえでお引き渡ししています。

「FPの家」の「無結露50年保証」に関して詳しく教えてください。

住宅保証機構の短期保証では、断熱・防露工事の保証期間はわずか2年、日本住宅保証検査機構の新築住宅かし保険でも保証期間は10年です。
「FPの家」で使われるFPウレタン断熱パネルは、水や湿気にも強いため内部結露(壁体内結露)の心配はありません。経年変化も性能劣化も少ない高耐久の証として、素材内部について50年間の無結露を保証しています。築30年を超えるいくつかの物件で実証されている、自信の表れです。

耐震性能について

「FPの家」ならではの耐震の特徴を教えてください。

「FPの家」は見えない壁の中に十分に考えられた結露対策が施されているので、劣化に強く、いつまでも変わらない強さを維持することができます。結露を防ぐことは地震などの災害からも守る重要なポイントです。

築後30年近く経過したいくつかの建物の解体、あるいはリフォーム現場で実証済みですが、「FPの家」は経年変化も性能劣化も少ない高耐久の証として、FPウレタン断熱パネルの素材内部について50年間の無結露を保証しており、耐震性能が衰えることはありません。

「FPウレタン断熱パネル」が耐震性に優れている理由は?

FP工法で使用しているFPウレタン断熱パネルは、強い圧力をかけながら硬質ウレタンを木枠内に充填させ一体成形するため、非常に密度の高い堅牢なパネルになります。
この耐震性に優れたパネルを建物の躯体に組み込むことで壁構造そのものになり、壁全体で地震の振動エネルギーを受け止めることがきる、一般の工法より強い剛性を備えた建物となります。

省エネについて

目に映りにくい省エネの効果について具体的な例はありますか?

住宅は、断熱・気密・換気など目には見えない部分が重要になります。「FPの家」は、この3つの性能が高いレベルで備わっています。
断熱・気密・換気の性能の低い家では、省エネの効果の低下以外にも、結露によってカビやダニなどのハウスダストによる健康被害を被ることも考えられ、必要以上の治療費や通院費がかかる場合も。また、家の躯体が湿気の影響を受けた場合、性能が劣化してしまうため修繕費も負担になるなど、さまざまな費用が余計にかかる可能性があります。

高性能住宅は建築費が高くなりがちですが、その後の生活にかかる光熱費や維持費に加え医療費などを総合的に考えると、高性能住宅のほうが経済的であるケースが少なくありません。

「FPの家」もゼロエネルギー住宅(ZEH)が可能なのでしょうか?

実現することができます。

設備機器に頼らず無理なくZEHにするには、しっかりとした躯体性能と経年変化しない家づくりが何より大切です。基準値をクリアするためにいくら周辺機器を整えても、室内で蓄えようとする冷暖房が漏れてしまうような住宅性能の低い家であれば意味がありません。
FPウレタン断熱パネルを使用し、壁体内の無結露を50年間保証する「FPの家」なら、ゼロエネルギー住宅が求める高い水準を長く保つことができます。高断熱・高気密の「FPの家」は蓄熱保温効果を高め、使用エネルギーを抑えてくれるので、ZEHの優等生になれる最適な省エネ住宅です。

「FPの家」の断熱性が光熱費に与える影響を教えてください。

高性能住宅「FPの家」は、冬場は高い断熱性と気密性で室内の熱を逃がさず暖房を抑えることができ、夏場は日射遮熱することにより外の熱を家に入りにくくし、エアコンの設定温度を下げなくても快適に過ごすことができます。
また、優れた住宅性能を有することから24時間計画換気が高いレベルで運転できるため、エアコンや暖房機器一台で家中ムラのない均一な温度にすることが可能となります。

太陽光発電と併用すれば光熱費がゼロになることも。高断熱・高気密の家は、日々の光熱費に与える影響が一番大きいと言っても過言ではありません。

病気について

アトピー対策の住宅づくりをする上でどんな点が特徴ですか?

アトピーの原因にはカビやダニなどのハウスダストの場合があります。そのようなアトピーの対策には、清潔な室内で過ごすことが何より大切です。
「FPの家」では住宅性能を徹底的に高め、24時間計画的に換気することによりいつも空気を綺麗に保つことができるので、カビの温床である結露を発生させることもないため、ハウスダストを防ぐことができます。アトピーだけではなく喘息やシックハウス症候群を起こしにくい健康的な住まいを実現しています。

喘息を持つ家族がいます。「FPの家」ではそういった症例やご相談をされる家族はいらっしゃいますか?

多くのお客様から住宅での健康改善についてのご報告をお受けしています。例えば、お子さんが小さいころ喘息持ちで、朝晩に吸入器を使い、夜中に咳がひどくなって救急病院に連れて行くことほどの症状でしたが、「FPの家」に引っ越してからは、吸入器を使うことも学校を休むこともなくなり、スイミングスクールに通うなど元気なアウトドア派になったそうです。

上記は一例ですが、喘息の他にリウマチやアレルギー等の改善のために住宅の研究をし「FPの家」にたどり着いたとおっしゃっていただけるお客様も多くいらっしゃいます。家づくりのうえでの室内環境がどれほど体に影響を与えているのか、このような声をいただく度に実感しています。

シロアリについて

シロアリの被害が不安です

概ねシロアリは空気が入ってくる事を極端に嫌うため、風にさらされ乾燥している状態だと被害を多少防ぐ事ができるものと思われています。そういった点では湿気の少ない環境が得られるうえに蟻道が確認しずらい外断熱ではないということから、FP工法にはメリットがあります。

現在の行政指導では、「通気層をもった工法の場合、薬剤処理をしなくても良い」ということに加え、環境や健康を配慮のため、FPウレタン断熱パネルは通常では薬剤処理はしておりません。薬剤処理をしてほしいというご要望がある場合のみ対応しております。また、FPウレタン断熱パネル以外の木材については、FP会員(工務店)がそれぞれに対応していますので、お気軽に相談ください。

遮音について

防音など隣家に対して不安があります。

家を建てるにあたって防音対策は不可欠で、防音対策は、大きく分けて「自分の家の音を外に漏らさないようにするための対策」と「周囲の音を自分の家に入れないようにする対策」が必要です。

音漏れの経路を防ぐには住宅の気密性を高めることが必須となります。「FPの家」の、隙間の無い気密性能とFPウレタン断熱パネルによる遮音性に加えて、防音効果のある窓や換気口を使用するなどの対策を施し、遮音性の高い家が実現できます。FP会員(工務店)がそれぞれに対応していますので、お気軽に相談ください。

「FPの家」グループ住宅完成保証について

住宅完成保証に入っていない会社もあるようですが、保証はされないのでしょうか?

登録済みの会社でも、必ずセットとしている会社と、お客様自身が保証の有無を選択するオプション扱いとしている会社があります。住宅完成保証に入っていない工務店は、工務店によっては別の保険会社が取り扱っている完成保証に登録している場合もあります。お近くの工務店にお問い合わせください。