まるで魔法瓶のような住まい
夏涼しく、冬暖かい。いつでも、どこでも、年中快適な理由
健康で快適に暮らすことのできる環境は、夏で26~29℃、冬で19~22℃、湿度は40~60%くらいといわれています。
日本は南北における気候の違いが大きく、自然のままの快適な温度で過ごせるのは年のうちの数ヶ月。「FPの家」は独自のウレタンパネルにより優れた断熱性と気密性を発揮、全国のみなさまに快適な暮らしをお届けしています。
高い断熱力
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十分な気密性
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計画的な換気

屋根FP遮断パネル〈オプション〉
夏は涼しく、冬は暖かい。ロフトや吹き抜けも可能。部屋のすみずみまで快適空間を実現します。
※屋根の遮断処理については、異なる断熱材を使用する場合もあります。
壁FPウレタン断熱パネル
硬質ウレタンフォームによる高い断熱性能。耐水性・耐久性に優れ、経年劣化がほとんどありません。
床FP床パネル
ウレタンの優れた断熱性と保温性が床下からの冷気・湿気をシャットアウト。
※床断熱については、異なる断熱材の場合もあります。


屋根
夏も冬も快適な室温を実現〈オプション〉
真夏の直射日光による太陽熱は、最上階の天井裏で断熱されるのが従来の方法でした。
これに対して、屋根面そのものに遮熱と断熱効果をもたらせるのが、「FP遮断パネル」です。
夏は涼しく、冬は暖かい、部屋のすみずみまで快適空間を実現します。
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屋根の蓄熱をカット。
屋根で変わる省エネ・快適空間屋根に遮熱と断熱効果を持たせる「FP遮断パネル」は、アルミシートと「硬質ウレタンパネル」を組み合わせ、その複合効果で屋根の蓄熱をカットする構造になっています。
ロフトや吹き抜けも可能、
部屋のすみずみまで快適空間遮熱効果が高いため、従来は熱を断つために必要だった小屋裏の空間が、ロフトや吹き抜けなどの室内スペースとして利用でき、自由度の高い設計が可能となります。狭小な土地や建物の高さが制限される地域でも、屋根まで室内空間として利用できるので、広がりのある家づくりが可能となります。


壁
「FPの家」独自のウレタンパネルを使用
「FPの家」のFP軸組工法とは柱と梁で構成された構造体に「FPウレタン断熱パネル」を組み込む、独自の工法です。
断熱材としてだけでなく、地震や台風など外部の力から家を守る構造材としての役割も果たしています。
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強度・耐久性・優れた耐水性能
「FPの家」の壁構造「FPの家」独自の軸組工法。柱と梁にFPウレタン断熱パネルを組込み、優れた強度と耐久性を実現しました。断熱性能は繊維系素材(グラスウール)の約2倍。耐久性と耐震性も向上し性能劣化がほとんどみられません。
耐震部材としての「FPウレタン断熱パネル」
ウレタンが隙間なく隅々まで高密度で充填された「FPウレタン断熱パネル」は、圧倒的な耐震性能を誇ります。筋かいとたすき掛けのパネルの耐力壁に荷重をかけて強さの比較実験を行ったところ、その強度を表す壁倍率は45×90の筋交耐力壁が通常2.0のところ「5.34」、同じく45×90のたすき掛け耐力壁が通常4.0のところ「8.08」をマーク。一般的な住宅で使用される壁よりも優れた強度を持つことが実証されました。


床
ときに柔らかく、あるときは固く「FPウレタン床パネル」
床が支える荷重としては、構造材や仕上げ材自体による固定荷重と人や家具などによる積載荷重とに分けられます。
日常生活や地震などの外力にも安全であり、長期的な耐久性を備えることはもちろん、ピアノを置くなどの場合はさらに補強されます。
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性能の高さと快適さが
足元から直に伝わります「FPの家」の床材は断熱効果に優れ熱を逃がしません。足元はやわらかく人に優しい床材、もちろん強度や耐久性も長期で備え地震などの外力にも安心です。
地震・火災から家を守る大津波でも流されなかった「FPの家」
様々な設備を投じ、いくら耐震性能を高めても、柱や壁が劣化、腐朽してしまってはその効果も発揮されません。
その点、「FPの家」は劣化に強く、いつまでも変わらない強さを維持することができます。また、燃えにくい素材の硬質ウレタンを使用しているため火災にも強く、安全性の高い住まいです。
地震に強い構造の秘密
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FPウレタン断熱パネルの強度とFP軸組工法で、大切な家族と財産を守ります
硬質ウレタンは直射日光にさらされることで多少劣化速度が速まるとされていますが、床、壁、天井などの躯体の中に組み込まれているFPウレタン断熱パネルは、長期間にわたって維持されることが実証されています。
FP軸組工法(壁組)
断熱性・気密性の高い硬質ウレタンと木枠パネルを一体成形したFPウレタン断熱パネルを建物の躯体に組み込むことにより、壁構造そのものになっています。そのため、一般の工法より強い剛性を備えた建物ができあがります。
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FP軸組工法と他工法との比較
力学的強度を比較してみると、一般の軸組工法の強度を表す壁倍率は2.0であるのに対し、FP軸組工法の壁倍率は3.4。すなわち1.7倍もの壁組強度(応力=物体内部の抵抗力) を誇っています。
※当社実験により実証
筋交い無しでもFPパネルの耐震性能(強度)が認められました
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耐震・耐火実験で実証された安心構造
阪神・淡路大震災を再現した振動や実験用のより強い振動を与えた耐震実験でも、FPウレタン断熱パネルを用いた建物にはほとんど影響はありません。 また、FPウレタン断熱パネルは優れた耐火性を持ち、発火温度は木材とほぼ同じ400℃前後です。
FPウレタン断熱パネルの強度実験
震災に耐えた「FPの家」実例
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熊本地震
2度にわたる震度7の激しい揺れに襲われた熊本地震。益城町にある「FPの家」は、損壊を免れました。
ユーザーの声を動画でご紹介
2度の大きな揺れが襲った熊本地震。本震と余震に耐え抜いた住まいをご紹介熊本県 西坂様
熊本地震レポート 住まう人を守る家 vol.2
2016年4月14日・16日の大きな揺れ(前震・本震)から始まり、その後の度重なる余震によって甚大な被害をもたらした熊本地震。被害が大きかった上益城郡でありながら、目立った破損も無く耐え抜いた「FPの家」に住むご夫婦に当時の様子を伺いました。
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東日本大震災
まだ記憶に新しい、一瞬にして日常を一変させた東日本大震災。九戸郡野田村でただ1軒、津波に耐え抜きました。
ユーザーの声を動画でご紹介
日常を一変させた東日本大震災。大津波に耐えた住まいをご紹介岩手県 桜庭様
笑顔を再び 東日本大震災「FPの家」ドキュメント
2011年3月、東北地方を中心に広範囲に襲った大地震。震災後、「FPの家」と共に復興を願う岩手県にお住まいの2つのご家庭に「FPの家」で救われた当時の状況を伺うことができました。
火災に強い構造の秘密
FPウレタン断熱パネルは、グラスウールが入っている壁とは異なり、中には隙間や燃えるために必要な酸素が存在しません。そのため、ウレタンが直接燃え出してガスが発生することや、壁の中を火が走って燃え広がるということがなりにくい構造になっています。
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グラスウール、発泡ポリスチレン、FPウレタン断熱パネルの断熱材を、ガスバーナーにより燃焼比較実験をおこなったところ、グラスウールは奥深くまで燃え進み、発泡ポリスチレンは燃え広がり、さらに溶け出して穴が大きく広がりましたが、FPウレタン断熱パネルは表面が炭化するだけで燃え進みませんでした。いかにFPウレタン断熱パネルが火に強いかがわかります。
硬質ウレタンの発火温度は、木材とほぼ同様、400℃前後の範囲。
しかもパネル内はウレタンが隙間なく充填されているので、燃えるために必要な酸素が供給されず、グラスウール材のように火が壁体内を走ることがないと考えられます。
また、製造時にウレタンに混ぜる難燃剤には自消性があり、万が一火災となっても、表面が炭化した状態になるだけで、それ以上に燃え広がりにくい断熱材といえます。
万が一に備えた災害対策組織活動
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「FPの家」グループは全国ネットワークを活かし、北海道から九州の全国10地区が連携して活動できるよう災害対策組織を発足。
全国各地で「災害対策ワークショップ」を実施し、自然災害が起きた時の情報収集や日頃からの備え、行動を学び、万が一の災害時には建築・住まいの専門家としてボランティア組織と連携を図れるよう、マニュアルの整備や対策物資の備蓄をしています。 -


気密施工と計画換気
徹底した気密施工+24時間計画換気で健全な室内環境を実現
隙間風が自由に入り込む気密性が不十分な家では断熱効果は半減し、計画換気もできません。
また、部屋ごとに温度差があるような不完全な断熱の家で気密性を高めると結露の原因になります。
「断熱と気密」「換気」はそれぞれに高精度で実現されてこそ、真の効果を発揮します。
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施工プロセスからとことんこだわった、徹底した気密施工
気密とは住宅の隙間を出来るだけ減らし、家の中の空気を外に漏らさないようにすること。断熱性能と相まって結露の発生を防ぐ力を発揮します。また、柱と柱の間に組み込まれたFPウレタン断熱パネルは、さらに専用のテープで密閉され厳重な気密対策が施されています。パネルと柱・梁との接合部はもちろん、窓などの開口部にも貼られ、徹底した気密対策が図られます。
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24時間計画換気でクリーンな室内環境を実現
計画換気を行う目的は、衛生的で健康的な室内環境を実現し、ぜんそく、アレルギーやアトピーなどの現代病にもかかりにくい住まいとして、適切な基本性能を確保することです。住宅の中の空気は、家具、建材、人体などから発生する様々な物質や、生活の中で生じるほこりやチリ、生物的汚染物で汚れています。これらの物質が人体に悪い影響を及ぼさないように、汚染物質や水蒸気を排除し、新鮮な空気を供給するのが計画換気です。
「FPの家」は主に第3種換気で24時間換気を採用しています。機械によって汚れた空気を排出し、給気口から新鮮な外気を必要なだけ計画的に取り入れます。
体への負担をなくす家と健康の関係
全ての部屋の温度ムラをなくすのに重要な役割を果たすのは、「断熱・気密」。「断熱」とは住宅内の熱を逃さず、外の熱を入れないこと。「気密」とは家の隙間をなくし、密閉すること。いくら見た目のデザイン性が高くても断熱性と気密性が低い住宅では壁や天井・床などから逃げる熱が多くなり、調節した室温が知らず知らずに失われ、適温に戻す為に『冷暖房費』がかさむことに。快適な家を目指すなら、「断熱性・気密性」は第一に意識しなければなりません!
快適に過ごせる家にするためのカギは「断熱性・気密性」
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高断熱・高気密、24時間計画換気を実現した「FPの家」だからこそ、どの部屋も温度差の少ないクリーンで健康的な室内環境が保てます
例えば、一般住宅で寝室の温度が10℃の場合、寝具の中の温度は約30〜33℃。夜中、トイレや廊下の温度が8℃だとすると、こういった温度差が体に大きな負担を与えます。この状態がヒートショックを誘発し、家庭内死亡の原因の一つとなります。月別の死亡割合は冬に増加し、夏は減少するものの年間約17,000人もの人がヒートショックで死亡しており、過去、約50年間変動がありません。そのような事故を未然に防ぐ為、家全体の温度差を無くし一定のあたたかさを保つことで体への負担は少なく、健康状態も変わってきます。また高断熱による健康改善の効果が改善率として数値にも表れており体温を1℃上げることが健康につながることも実証されています。
夏の暑さや冬の寒さなどに影響されることなく、1年を通じて快適な環境を保てる住まい
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部屋の温度が一定に保たれるため、ヒートショックがありません
ヒートショックとは、「家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のこと」です。例えば、寒い冬の季節に、暖かい部屋から寒い浴室に入り、熱いお風呂に入るような急激な温度変化は、血圧が大きく変動するため、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こす恐れがあります。ヒートショックが原因で亡くなる方は、年間1万人以上いると言われています。
※1 東京都健康長寿医療センター研究所「2011年・入浴中の心肺機能停止者数」
※2 全日本交通安全協会「平成25年中の交通事故死者数」
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熱中症の43%が家の中。体を守る家って?
夏のニュースで耳にすることも多くなった「熱中症」。屋外や車の中でかかるイメージがあるかと思いますが、熱中症の最も多い発生場所は毎日生活を送る居住スペースなのです。特に乳幼児、高齢の方の搬送率が高く、また室内で飼われているペットにもおこりうる、最悪の場合死亡に至る、身近でありながら恐ろしい病気です。
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暑い夏、適切な対策が行われていない家は“凶器”に変わります
窓を開けても風が通らず熱がこもる。電気代が気になって日中夜問わずエアコン温度をセーブして我慢するなど、特に珍しくはない夏にはよくあるシーンですが、このような例が高温多湿な環境を生み出し熱中症の原因になることもあるのです。
アトピー・アレルギーの改善
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“FP家族”が実感する驚きの体験リポート
生まれて間もない頃からアトピーに悩まされていたという、幼少期の娘さん。3歳くらいで一度はおさまったものの、小学校2年生頃に再発すると、手足や背中の症状がとてもひどくなりました。「家じゅうがアトピーに振り回されている感じ」とお母さん。娘さんが5年生になる直前に、「FPの家」を新築しましたが、しばらくその慌ただしさに紛れ、病院に行くのを忘れていたら、いつのまにかアトピーが治っていたそうです。「あれほど何をやってもダメだったのに、どうして?」と、キツネにつままれた気分だったといいます。
それ以来、症状は一度も出ていないとか。「アトピーが治った原因をいろいろ考えましたけど、やはり新しい家に引っ越したこと以外に考えられませんね」と、お父さんも一緒に目を細めています。
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アレルギー症状の改善
FP工法で家を建てると、耐水性の高い構造のため、結露が起こりにくく、カビの発生を抑制されます。そのため、アトピーやぜんそくなどの症状改善が期待できます。また、気密性が高いため、外から花粉の侵入を防ぎます。「家の中にいると花粉症の症状が治まる」というお客さまも多くいらっしゃいます。
近畿大学建築学部教授 岩前篤氏に聞く
断熱と健康の深い関係についての調査結果
断熱と健康についての2万人アンケート
岩前教授がインターネットで行った高断熱住宅の健康影響調査。高断熱住宅にお住まいの人の声として聞かれる、体調が良くなった、入居してから風邪をひかなくなった、アトピーや鼻炎がでなくなった等の、健康状態改善のコメントに注目し、高断熱性能の新築に入居した方2万人を対象にアンケートで高断熱が、どの程度の割合で健康に影響があるのかを検証しています。
高断熱は健康改善に大きく影響する
せきや喉の痛み、手足の冷え・気管支喘息・アトピー性皮膚炎など、日常の諸症状を中心とした15の症状の変化について聞いたシンプルなアンケートで、新しい住まいの断熱性についてもグレード別にして調査。その結果、断熱性が高まることで、手足の冷えはもちろん、ほとんどの症状が高い確率で改善されることがわかりました。
そこで「FPの家」のユーザーにもアンケート調査を実施
一般的な次世代省エネ基準の断熱性と、その上の高規格グレードで見ると、高断熱のグレードが上がればそれだけ改善される確率も高くなります。では、高い断熱性・気密性において、さらに上の規格である「FPの家」はどうでしょう。調査すべく全国のユーザー4,227人の方から回答を得て検証しました。結果、地域ごとの健康改善率を見ると、すべての地域で健康改善率が高く、北海道から九州まで気温がぜんぜん違う場所でも、地域の状況に応じて適切な環境を作り出しており、まさに理想の家そのものだと判断されました。

近畿大学建築学部長 岩前篤/1961年和歌山市で生まれる。1980年に神戸大学工学部建築系環境計画学科に入学。同大学院を修了し、住宅メーカーに入社。住宅の断熱・気密・結露に関する研究開発に関わる。2003年に近畿大学理工学部建築学科の助教授に就任。2009年に教授となる。