FPの家

人が、あたたかい。

海のみえる高台の家

敷地は海に面した高台にある団地にあり、この住宅の要望事項は西側斜面より見渡せる海を室内空間と融合することでした。今回の計画では、西側の軒を深く出し、テラスを内と外の空間と一体的に利用することで景観をそのまま室内へ取り込んだLDKとすることができました。勾配天井は高さ方向の広がりが増し、東面へ設置した高窓より朝日をリビングへ導くとともに排熱を促進します。また地域性を考慮して山口県産木材を使用し、室内仕上に漆喰の壁等の自然素材を採用することであたたかなイメージづくりに貢献しています。眼下に広がる景色を眺めることで四季を感じ、心にゆとりをもたらし、快適な温熱環境により体をいたわることのできるこの家は、住まい手にとって日々忙しく過ごす現代においてやすらぎを提供してくれる数少ない場所となるはずです。

深い軒で日差しをカット、思いのつまったプライベート空間を確保します

キッチンからの眺めも良く、いつも気分は開放的であかるい雰囲気

昼間はもちろん、夕方や夜景も素晴らしく開放感は抜群です

勾配天井が印象的なリビング

朝日を取り入れ、高窓より風の流れをつくります