FPの家

人が、あたたかい。

眺望をも価値にする家

山間に立つこの物件は、周りとの調和を図りつつ、いい意味で違和感が出るような外観に仕上げている。施主の普遍的なデザインへの探究心を第一に考え、コルビジェ作のサヴォア邸をオマージュし、2Fリビングにする事により、景色ファーストの開放的な内観に仕上げている。

一枚もののガルバを鎧張に張り合わせ、コーナー材を使わない板金技術を最大限表せるデザインにしている。

1Fは、ホテルの一室をイメージしたマスターベッドルームとインナーガレージ。車が趣味の施主の為、ガレージをガラス張りにし、書斎を隣接させた。

マスターベッドルームは、ホテルの一室をイメージした通り、個別のシャワールームと広々としたレストルームを隣接。本棚などは、作り付けをほぼ使わず、オーダー家具にて作成。普遍的なデザインには、可変できる間取りが必須。

2Fリビング。空に浮いた平家をイメージしたリビングは南面前面と西面の一部を天井から床までのフルガラス張りにして、より一層の開放感をもたらしている。

アウトドアリビングをリビングに隣接し、手軽にリゾート気分を味わえる空間に仕上げた。