FPの家

人が、あたたかい。

With Works 『いろりの家』

里山住宅博 in TSUKUBA に建てられた住まい。
南面の窓から望む庭の植栽とそれに繋がる共有のコモン「みどりの広場」が暮らしを豊かにしてくれます。
華美ではなく里山の自然と調和した上質な佇まい。
木の温もりを感じながらどこにいても心地よい現代版の「いろり」を感じる家が完成しました。

南関東地区茨城県

共有のコモンから見た夜の『いろりの家』。
月灯りに照らされる家と、室内の明かりに照らされる庭木が美しい表情を見せる。

三角形の玄関土間から階段を挟んでリビングダイニングと一室大空間でつながる。
北と南で風と光が気持ちよく交差する。

ゆったりとしたソファーに腰を埋めてみる。
座った人の目線に合わせた窓から緑を眺められる、とっておきの場所。
床に座ってみても温かく心地良いから不思議。

リビングとダイニングの間の小壁は、開放感あふれる住まいにちょうど良い高さ。
座ると小壁がお互いの視線を遮り、落ち着いた空間。立つと視線が抜け、一体的な空間となる。

リビングスペースから一直線につながるダイニングキッチン。
明るく広い窓から見える緑が目に優しい。

キッチンは料理をつくって、そのままキッチンのテ-ブルトップで食事をとることができる、いろりダイニングを採用。
里山の人々のにぎわいが生まれる場とした。

2階は勾配天井が木の優しさと温かさを感じさせる大空間と、施工店自慢の棟梁たちがつくった「大工の手」の家具。
家具の置き方でゆるやかに居場所を変えていく。

里山の静かな夜、澄んだ空気に星も驚くほどキレイに見える。
深くぐっすりと眠れるのも室内の澄んだ空気のおかげだ。

北面の玄関側。
総二階に三角形の土間スペースが付いたカタチ。
道路からの視線を遮るようにポーチの前に植栽を計画。

庭の植栽は、建物とコモンの位置関係を考え、配置、高さ、樹種を選定。
建物と庭が対となって美しくなるよう計算したもの。