結露には室内外の温度差によってできる表面結露と壁の中に水蒸気が進入してできる内部結露があります。

表面結露は水蒸気を含んだ暖かい空気が、温度の低い部分に触れることで発生します。カビ・ダニを含めたハウスダストを発生させる原因のひとつとして上げられるのがこの表面結露です。ダニやダニの死骸、糞、カビの胞子が部屋中を飛び回り、喘息やアトピー性皮膚炎などの原因物質となる【アレルゲン】となります。

内部結露は中の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し、水蒸気を含むことができる限界の温度を下回った場所で発生します。直接目に見えないこの内部結露は、健康に影響を及ぼすだけでなく家の断熱性を劣化させ、柱や土台を腐らせる原因にもなります。家の寿命が短くなってしまうばかりか大きな地震などに耐えられない状態になる可能性さえあります。