のどかな「コナンの里」に誕生した、 高性能「FPの家」。

道路側に面した外壁には、千本格子をイメージしたアルミの格子をアクセントに。写真右下に小さく見えるのは『名探偵コナン』のモニュメント。

『名探偵コナン』でおなじみの漫画家・青山剛昌氏の出身地であることから、「コナンの里」づくりが進む鳥取県東伯郡北栄町。もともとこの地で材木商を営む家系に生まれたY様は4代目にあたり、現在、建材やガス機器を扱う会社を経営していらっしゃいます。
仕事の取引先には住宅建築の会社も多く、FPの工務店もその中のひとつ。今もご両親が暮らす旧宅は築60~70年になることから、これからの住宅は高断熱・高気密などの性能を重視し、省エネルギーも考慮すべきと「FPの家」での新築を決意しました。
Y様邸がある「由良宿」はその名の通り、古い宿場町。「外観には千本格子をイメージしたアルミの格子をつけ、地域の景観になじむよう工夫しました」とのこと。
新しい家での暮らしを始めて半年ほど、「ほとんどがボクのこだわりで建てた家」というご主人ですが、自分たちの部屋ができた2人のお嬢さんも、とても喜んでいるそうです。

エコウィル+太陽光発電+「FPの家」で 省エネ性・経済性は抜群!

エネルギー効率の良い「FPの家」では一般にオール電化を推奨していますが、Yさんのお宅はオール電化ではなく、ガスを使っているのも特徴のひとつです。
「私自身がガス機器の販売を行っていることから、ガスを使っても高断熱・高気密の家づくりができることを『FPの家』で実証したかったんです」とYさん。
給湯と暖房に「エコウィル」というコージェネレーションシステムを採用。ガスで1kW発電し、その排熱を利用して給湯と暖房(床暖房)を行う仕組みです。さらに、2.52kWの太陽光発電システムも採用。ガスのコージェネレーションシステムと太陽光発電+高断熱・高気密の「FPの家」で、「より高い省エネ性が期待できることを確信していました」とご主人。
実際に経済性も抜群で、エコウィルだけで毎月3千円から4千円、太陽光発電と合わせると8千円から1万円の節約になっており、電気代は以前の約4分の1で済んでいるそうです。
さらに、奥様の一番のお気に入りは、工務店に提案してもらったという保冷室クルム。ご主人のワインやウイスキーはもちろん、野菜や保存食品もたっぷり収納でき、地元の特産であるスイカもまるごと入って、大助かり。お風呂上がりにはご主人も“まるごと”入って涼んでいるそうです。

“こだわり”と“あこがれ”を詰め込んだプランニング。

Y様邸の室内は、濃い茶と白のツートンに統一してコントラストを強調。壁には調湿・吸着機能をもつ内装材「エコカラット」を、和室には「ヌリカラット」を用いています。
また、リビングには52インチのテレビや「リトルジャマー(楽器を手にした人形がジャズを演奏する、大人のエンターテインメントオーディオ)」など、音楽好きのご主人のこだわりが詰まっています。
もちろん、奥様のあこがれだった対面キッチンも実現。「カウンターで宿題をする子どもの顔を見ながら料理ができるのがうれしいですね」と。2人のお子さんの部屋には可動式の間仕切りを採用。空間がつながっていることから、姉妹の会話も楽しめます。さらに、「各部屋の温度差がほとんどないので、暮らしやすいですね」と住み心地も二重丸です。
Yさんはいま、太陽光の発電量やガス代などを毎月チェックし、年間どれくらいの省エネ効果があるかを分析しています。「FPの家」の完成形であると同時に、「自社のショールームとしても活用し、楽しみながら地域の方々に『FPの家』の良さや省エネ効果を伝えていきたいですね」と語るYさん。「行く行くは夫婦2人でロハスな生活をしたい」とも。これからは快適省エネを実践するモデル家族として、地域のみなさまに新しい暮らしのありかたを提案してくれることでしょう。

  • 音楽好きと一目でわかるキャビネットのディスプレイ。上に置かれているのがカートリッジで音を奏でる「リトルジャマー」。ジャズ奏者だけでなく、女性ボーカルの姿も。天井には吸音板を使用。

  • 昼は小学生のお嬢さんたちの勉強机に、夜はご主人のバースペースになるキッチンカウンター。

  • 「人が集まれるような家にしたい」と奥様。家づくりは専門家のご主人にお任せだったそうですが、心からの笑顔が満足感を物語っている。