FPの家

人が、あたたかい。

太陽光発電が実現する、省エネ&安心生活。入居者の喜びの声が、満足度の証です。~戸建て賃貸住宅「YOUタウン」~

No.21

福島県 O様

注文住宅省エネの話

戸建て賃貸経営は、建物の満足度が決め手!

戸建て賃貸住宅「YOUタウン」の外観。3棟、2棟、2棟に配列され、コントラストが美しいツートーンの外壁は、隣り合う建物で配色を異にしている。
(ちなみに「YOUタウン」というネーミングは、Oさんの3人の息子さんが考案)

 福島県北部に位置する福島市。福島といえば桃をはじめとする「くだもの王国」として有名ですが、今回お訪ねした西部の笹木野(ささきの)地区は梨の名産地です。お話を伺ったO様は、全国でも数少ないFP工法の戸建て賃貸住宅「Y0Uタウン」(全7棟)のオーナー様で、完成と同時に6棟が入居し、残りの1棟も翌月には入居が決定しました。
現在、Oさんは梨を栽培していらっしゃいますが、「YOUタウン」があった土地は、かつてりんご畑でした。市街化区域だったことや、周囲が宅地化してきたこともあり、土地の有効活用(資産運用)を模索し、戸建ての賃貸住宅経営に乗り出したのです。
「亡くなった父が別の土地で集合住宅を賃貸経営していたんです。ただ、管理や入居率の維持が大変で、これからの賃貸経営は戸建てかなと思いました。そして、空き部屋がなく効率よく運営するには、建物の満足度が決め手だと考えました」と語るOさん。
当時、OさんはFP工法をそれほど知っているわけではありませんでしたが、工務店の薦めもあり、FPでの建築を決断。計画は東日本大震災以前から進んでおり、はからずも震災によって、「FPの家」が地震に強い、しっかりした建物であることを納得したそうです。

省エネのカギを握る、太陽光発電。

 もうひとつ、Oさんが震災を経験して再認識したこと…それは「省エネ」がこれから生活するうえで重要なカギになるということでした。高断熱・高気密の住宅性能に加え、太陽光発電システムの採用が、入居者にとって満足度を与えるものと確信したのです。
7棟にはいずれも2.2kwの太陽光発電設備を搭載し、発電によって得られる余剰電力(自家消費分を差し引いた余りの電気)は売電分として、そのまま入居者の収入になります。
「いま考えれば、太陽光発電にこだわって良かったですね」とOさん。しかし、築40年のOさんの住まいには当然ながら太陽光発電設備はありません。「正直、羨ましいですね」とホンネを漏らす場面も…。
とはいえ、なんと言っても気になるのは「YOUタウン」に入居されている方のご感想です。取材時は完成からまだ1月足らずの頃。「どんな苦情がくるのかなというよりも、どんな喜びの声が聞けるのかなと期待しています」と目を細めるOさんです。
ちなみに、賃貸物件ではあっても、仕様は注文住宅である「FPの家」とほぼ同様で、入居者には管理会社を通じて住まい方の注意を丁寧に説明するとのこと。工務店の担当者も「FP工法の賃貸住宅なら、約25年で採算が取れますし、途中、リフォームや修繕の費用をかけずに済みます」と胸を張ります。

太陽光発電とオール電化の一戸建てに、ひとめぼれ!

 この日は、「YOUタウン」にお住まいのご家族にもお話を伺うことができました。E様は、30代のご夫妻と2人の小さなお子様の4人家族。以前は福島市内でアパート暮らしでしたが、完成と同時に入居されました。 入居の決め手を伺うと、「一戸建てを探していたわけではなかったのですが、内覧会に訪れて、ひとめぼれでした!」と、声を揃えるご夫妻。「太陽光発電とオール電化を備えているところが一戸建てでは珍しく、そこが気に入って即契約しました」とのこと。 さらに、太陽光発電に惹かれた理由を伺うと、奥様からは切実なお答えが…。「東日本大震災の時(福島市は震度5強)、電気・水道・ガス、すべてのライフラインが停止して不自由な思いをしました。でも、蓄電の設備があったため、電気が最も早く、2日後には復旧したんです。今後、もし同様の地震があったとしても、太陽光発電があれば自家発電ができて安心ですから」 入居して間もないものの、「家の中では暖かさを実感しています」とご主人。共働きで日中暖房をつけていない家に帰ってきても、寒さをまったく感じないそうです。 「毎日どれくらい発電し、売電分が還元されるのか、チェックするのが楽しみですね」と、笑顔を見せる奥様。「今までは気にしていなかったけれど、これからは節電を意識しながら暮らしたいですね。また、今までは感じなかったことが季節ごとに感じられる楽しみもあるでしょうね」とご主人。“持ち家”気分に浸っているお2人を前に、賃貸住宅であることを忘れてしまうひとときでした。

  • 開放感あふれる、リビング・ダイニング(10帖)。

  • 「計画途中に震災が起こり、どうなることかと思いましたが、無事に完成して、今はホッとしています」とOさん。

  • 先祖から受け継いできた土地のありようを変えてしまうことに、「心の葛藤はありました」と語るお母様。「あとは息子を信じて任せます」と。