FPの家

人が、あたたかい。

光熱費はゼロ、満足度は花マルの120点!単身赴任の週末に帰る“我が家”は最高です。

No.24

静岡県 T様

注文住宅省エネの話

木造の新築一戸建ては寒い…?

端正な表情でありながら、周囲の景観に溶け込んでいる外観。アプローチから玄関にかけての洗練されたデザインが目を引く。

 若き日の徳川家康が浜松城を築き、天下統一の足がかりとした静岡県浜松市。市の西部には美しい浜名湖が広がっています。
この地に暮らすTさんは、奥様と3人のお子さん、奥様のお母様との6人家族。お子さんといっても3人はすでに社会人ですが、お嬢さんはもちろん、20歳を過ぎた息子さん2人も、リビングで一緒に過ごすことが多い"仲良しご一家"です。
長いあいだ集合住宅での社宅暮らしをしていたTさんですが、当初はご自身の家を建てようとしたわけではなく、市内でワイシャツ店を営んでいた奥様のご両親の家づくり(店舗兼住宅)を手伝う形でした。しかし、残念ながらその最中にお義父様が他界。一方、Tさんは50歳を迎えると社宅の家賃が3倍に上がることから、お義母様と一緒に住める快適な住まいを求めることになったのです。
ところが、50歳を機に転居した先輩たちからは、「社宅は暖かかったけれど、新築の一戸建ては寒い」という声が多く聞かれ、Tさんの家づくりは「木造の家はどれも寒いのだろうか?」という疑問からスタート。ハウスメーカーや地元工務店の建てる家を比較・検討し、断熱材について調べていくうちに、ウレタンパネルを用いた「FPの家」にたどり着いたのです。

家族のライフスタイルとこだわりを形に

 インターネットで浜松市内にあるFPの工務店を探し出し、自らアプローチしたTさん。とはいえ、工務店の社長が「FPの家」の特長を力説しても、この時はまだ半信半疑でした。決め手となったのは、最も寒い節分の頃、近隣の住宅展示場にある「FPの家」のモデルハウスを見学に行ったこと。Tさんご自身をはじめ、家族全員が寒がりだったことから、わざわざ早朝に出かけて、暖房を入れる前の室温をチェック。その暖かさに触れ、「これは他の家と違う!」と実感できたことが決め手でした。住み始めてからは冬の暖かさや夏の涼しさ、結露のなさなど、FPの良さを存分に味わっています。
そんなTさんが家づくりで最もこだわったのは、足触りのいい無垢の床。工務店が提案してくれたカバザクラは、ご家族総出で大工さんにも手伝ってもらい、床を貼る前に丸2日かけて約300枚もの床材にワックスを塗った、愛着のある床です。素足で歩いても、ごろんと寝そべっても、とても気持ちいいものになりました。
「リビングのソファでごろごろするのが好き」と笑う奥様のお気に入りは、リビング横の階段の壁につけてもらった明かりとりの窓。お子さんが友達を連れて帰宅した時、自分のくつろぐ姿を見られたくない一方で、「玄関から直接2階の個室に上がるような構造ではなく、気配をきちんと感じられるような設計」を実現しました。
また、ご家族が「集会所」と呼ぶ小屋裏も、木のぬくもりあふれる素敵な空間です。1階のリビング横にはお義母様の部屋があり、子どもたちが夜に友達を連れてきた時などは、この「集会所」で気兼ねなく過ごすことができるのです。

太陽と、土と、家族の笑顔

 もうひとつ、Tさんが家づくりでこだわったのは、光熱費をゼロにすべく、4.2kWの太陽光発電システムを設置したことです。6人家族であることも考慮して、一般家庭用より規模の大きいものを選択しました。その結果、エネルギー効率が良いこともあり、冷房のピーク時でも電気代は1万5千円以下。電気使用量を太陽光発電でまかなえるだけでなく、多い月には売電分が1万円くらいバックになることもあるそうです。「家計は大助かりです。電気料金の明細書は使用分、売電分と2枚届くのですが、それを見るのも毎月の楽しみです」と奥様は微笑みます。
FPの快適さを満喫していたTさんですが、新築から1年後、東京への単身赴任が決定。現在は横浜にある会社の寮で暮らしています。「寮が国道1号線に面しているので、うるさくて落ち着かないんです。毎週末に帰宅していますが、我が家は静かだし、温湿度も一定で『FPの家』の快適さがよくわかりますね」。
さらに、小さな庭をつくったことで、ご主人は芝生の手入れ、奥様は花づくりという新たな楽しみも生まれました。家庭菜園も始め、「収穫したキュウリやトマトを食卓に出すとき、"庭でとれた"と添えるのが嬉しかったですね」と奥様。
当初は、奥様のご両親に「90%くらい満足できる家をつくってあげたい」と考えていたというTさんですが、「自分としては花マルの120点!大満足です」。
「いずれ孫ができたら、庭の芝生にプールを置いて一緒に遊びたいですね。流しそうめんなどもしてみたいな」と奥様が夢をふくらませ、単身赴任のご主人が、帰りたくなる「愛しの我が家」。これからも家族の素敵な歴史が刻まれることでしょう。

  • 1階のLDKは23帖もの広さ。カバザクラの床は、家族の歩みを映すように"いい色合い"になってきて、いかにも気持ちよさそう。ダイニングは屋根勾配を活かして吹き抜けに、正面の壁の向こうが階段になっている。

  • 「建築中は毎日通って、工事の進行を確かめていました。『FPの家』の構造を、壁の中まで知り尽くして、納得できましたね」とTさん。

  • お隣も同じ工務店が建てた「FPの家」で、噂される東海大地震についても「私たちの家は地震がきても大丈夫よね!」と奥様同士で話し、安心しているとのこと。