暑さが続く日本の夏。外出時の熱中症対策は常識となっていますが、
本当に危険な場所はどこかご存じでしょうか？

最も多く熱中症が発生しているのは「住宅の中」です

熱中症による救急搬送者が急増

消防庁の発表によると、2025年6月16日から22日の1週間で、熱中症による救急搬送者は8,603人にのぼりました。
これは前週から7,600人以上の急増となり、前年同時期と比べても3倍以上の人数に達しています。

■熱中症による救急搬送者数

出典：消防庁／令和7年 熱中症による救急搬送状況（速報値）」を加工して作成

最も多い発生場所は「住居」

発生場所の内訳を見ると、最も多かったのは「住居」で、公園や道路といった屋外を上回る結果に。断熱性・気密性の低い住まいでは、日中に蓄えた熱が室内にこもり、夜になっても温度が下がりにくい傾向があります。
その結果、冷房の光熱費がかさむだけでなく、就寝中でも熱中症のリスクが潜んでいるのです。

■熱中症による救急搬送（発生場所）

出典：消防庁／令和7年 熱中症による救急搬送状況（速報値）」を加工して作成