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住まいのコラム

2025年7月2日

ビルトインガレージとは?必要な広さや活用方法などを解説

住宅と一体化した「ビルトインガレージ」は、雨の日でも濡れずに車へ乗り降りでき、防犯性にも優れていることから、近年ますます注目を集めています。敷地内に別途駐車スペースを設ける必要がなく、限られた土地を有効活用できる点も大きな魅力です。

また、駐車スペースとしてだけでなく、趣味や収納のスペースとして活用できることから、幅広く人気を集めています。

本記事では、ビルトインガレージの特徴や取り付けるシャッターの種類、必要な広さを解説します。また、有効に活用するアイデアや活用事例についても紹介します。ビルトインガレージの設計をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

ビルトインガレージとは

ビルトインガレージとは、車を駐車するスペースを建物の一部に組み込んで、シャッターやドアを設置したガレージのことです。主に1階部分に設けられ、室内とつながっている構造が特徴です。

単なる駐車スペースとしてだけでなく、収納やDIYの作業場、趣味のスペースとして活用できるのも魅力のひとつです。雨風や直射日光を防ぎ、車や備品を安全に保管できるため、防犯性や利便性の面でも優れています。

このような特徴から、とくに限られた土地を活用しつつ、生活の利便性を高めたい方に選ばれている人気のスタイルです。

ビルトインガレージに取り付けるシャッターの種類

ビルトインガレージに取り付けるシャッターの種類

ビルトインガレージに取り付けるシャッターには、巻き上げ式・スイングアップ式・オーバースライダー式の3種類があります。それぞれ構造や使い心地、価格が異なるため、シャッターを選ぶ際はライフスタイルや予算に合ったタイプを見極めることが大切です。

ここでは、ビルトインガレージに取り付ける3つのシャッターの種類について解説します。それぞれの特徴をチェックし、ニーズに合ったものを選びましょう。

巻き上げ式

巻き上げ式シャッターは、シャッターをくるくると巻き上げ、上部のボックスに収納するタイプです。開閉時にシャッターが上方向に収まるため、省スペースで設置しやすく、ビルトインガレージにもよく採用されています。

一方で、開閉にやや時間がかかることや、動作時の音が気になりやすい点は注意が必要です。また、巻き取り構造の特性上、シャッターに摩耗が生じやすく、ほかのタイプに比べて耐久性がやや劣る点も踏まえて検討するとよいでしょう。

スイングアップ式

スイングアップ式シャッターは、1枚のパネルがそのまま上方向に持ち上がるタイプです。開閉時にはパネル全体が前方へせり出し、その後天井方向へスライドする構造になっています。開閉速度が速く、動作音も静かなため、日常的に快適に使えるのが魅力です。

また、シンプルな構造のため故障が少なく、長期間にわたって安心して使用できるのも大きなメリットです。

一方で、スイングアップ式は開閉時にシャッターが前方へ張り出す構造のため、ガレージ前に十分なスペースが必要です。とくに、車をシャッター前ギリギリに停めることが多い場合や、前面道路が狭い住宅では注意が必要です。

なお、スイングアップ式には電動タイプと手動タイプがあり、手動の場合は開閉時にある程度の力が必要になります。操作性や利便性を重視する方には、電動タイプがおすすめです。

オーバースライダー式

オーバースライダー式は、パネルが天井にそってスライドして収納されるタイプのシャッターです。電動式が主流で、開閉が静かかつスムーズな点が大きな魅力です。耐久性にも優れており、長く安心して使用できます。

一方で、天井部分にレールを設置する必要があるため、ガレージ内にはある程度の天井高や奥行きが必要となります。

ビルトインガレージを設置する際に必要な広さ

ビルトインガレージを快適に使うためには、車のサイズや動線を考慮した「適切な広さの確保」が不可欠です。

ここでは、ビルトインガレージに必要な広さについて見ていきましょう。

ガレージ内の広さ

ビルトインガレージを設置する際に必要な広さは、国土交通省の指針によると軽自動車で約3.6m×2.0m、普通車で6.0m×2.5mが推奨されています。ただし、これらはあくまで車両を駐車するための最低限の寸法です。

出典:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」(https://www.mlit.go.jp/road/sign/kijyun/pdf/19920610tyuusyajou.pdf

ビルトインガレージは三方を壁に囲まれる構造のため、実際の使い勝手を考慮すると、さらに余裕のあるスペースが求められます。とくに、車のドアの開閉や荷物の出し入れ、乗り降りのしやすさなどを快適に行うには、幅3.0m以上、奥行きも6.0m程度あると理想的です。

なお、大型車やワゴン車などの場合は、さらに広いスペースが必要になる場合もあります。設計時には、駐車する車のサイズや台数、ガレージ内での動線を考慮し、実際のライフスタイルに合わせた広さを確保することが重要です。

家の広さ

ビルトインガレージを設置する際は、住居全体とのバランスも考慮すべきです。国土交通省の「住生活基本計画」では、快適な住まいの広さとして単身者で55㎡、2人以上の世帯で25㎡×世帯人数+25㎡を目安としています。

出典:国土交通省「住生活基本計画」(https://www.mlit.go.jp/common/001392030.pdf

限られた敷地にガレージを組み込むことは可能ですが、ガレージを入れた広さを基準とすると、住空間が圧迫される点には注意が必要です。世帯人数に応じた全体の広さと、車の保管スペースの両方をバランスよく計画しましょう。

ビルトインガレージを設置する強み

ビルトインガレージには、住まいと一体になった設計により、見た目のスマートさだけでなく、実用性や防犯性の面でもさまざまな強みがあります。ここでは、設置する強みについて見ていきましょう。

土地を有効活用できる

ビルトインガレージは、建物に駐車スペースを組み込む構造であるため、限られた敷地を効率的に活用できます。1階をガレージ、2階以上を居住空間として活用することで、別途駐車場用の土地を用意する必要がなくなります。

とくに、都市部のように土地面積が限られるエリアでは、駐車スペースを確保しつつ快適な住まいを実現するための有効な選択肢となります。

雨風や盗難から車を守れる

ビルトインガレージは、独立型のガレージと比べて、車を雨風や紫外線、飛来物からより確実に守れます。シャッターに加えて、壁・屋根で車をしっかりと覆う構造のため、全方位からの風雨を防ぎ、台風や豪雨、豪雪といった荒天時でも安心して車を保管できます。

さらに、建物と一体化しているため、外部からの侵入が難しく、盗難やいたずらといったリスクを軽減できる点も大きなメリットです。

車の乗り降りがしやすい

ビルトインガレージは、車の乗り降りがスムーズに行える点も大きなメリットです。たとえば、ガレージ内に勝手口を設けて室内とつなげておけば、雨の日でも濡れずに家の中へ出入りできます。

また、ガレージと室内の距離が近いため、買い物袋や重い荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。とくに、キッチンやパントリーと直結するような間取りにすれば、日常の動線がより効率的になり、家事の負担軽減にもつながります。

愛車との距離が近い

愛車との距離が近い

駐車スペースの確保が難しい都市部では、自宅から離れた場所に駐車場を借りるケースも少なくありません。その場合、車の様子が常に確認できず、盗難やいたずらによるリスクが高まることがあります。

一方、ビルトインガレージを設ければ、車を常に身近で見守れるため、安心感が得られます。さらに、ガレージと居住スペースをフラットにつなげたり、ガラス張りの仕切りを設けたりすることで、リビングから愛車を眺めることも可能です。

愛車の存在を常に感じられるこの空間は、車を大切にする方にとって理想の住まいといえるでしょう。

多目的に利用できる

ビルトインガレージは、車を停めるだけでなく、多目的なスペースとして活用できるのも大きな魅力です。たとえば、DIYの作業部屋やゴルフの練習スペース、フィギュアやアウトドアグッズの収納部屋など、趣味の場として自由に使えます。

また、広めのガレージであれば、近所の方とのバーベキューを楽しむ場や、子どもの秘密基地のような遊び場として活用するのもおすすめです。外からの視線が届きにくく、生活空間とは少し離れた特別な空間として使えるため、ひとりで静かに過ごしたい時にもぴったりです。

このように、遊びの場・くつろぎの場・自分だけの場所など、家族一人ひとりのライフスタイルに合わせて自由に使えることで、暮らしの幅がぐっと広がります。

ビルトインガレージ内に必要なもの

ビルトインガレージをより快適に、そして多目的に活用するためには、いくつかの設備や備品を備えておくことが重要です。ここでは、必要な物について詳しく解説します。

庫内照明

シャッターを閉めるとガレージ内は暗くなるため、照明は必須アイテムです。とくにDIY作業や車のメンテナンスを行う場合には、十分な明るさが必要です。センサー付きの照明は便利ですが、光量が足りないこともあるため、作業用として明るめのLEDライトやスポットライトを別途設置すると安心です。

収納スペース

ガレージを趣味の空間として使うなら、収納スペースの確保も大切です。収納ボックスを使えば、工具やアウトドア用品などを分類して整理できます。また、壁面にフックやラックを取り付けると、空間を無駄なく使えるだけでなく、見た目もスタイリッシュになります。

エアコンや除湿器

ビルトインガレージを快適に活用するためには、空調設備の整備が重要です。ガレージ内は閉鎖的な空間ゆえに、湿気がこもりやすいためです。とくに車やバイク、ロードバイクを設置する場合は、除湿器やエアコンの設置が推奨されます。

夏の暑さや冬の寒さにも対応できるよう、エアコンを設置しておけば、家族や友人が集うスペースとしても快適に活用できます。

監視カメラ

防犯対策として、監視カメラの設置も検討しましょう。夜間や外出中でもスマートフォンからリアルタイムでガレージの様子を確認できるため安心です。

また、防犯性を高めるだけでなく、不審な動きがあったときにもすぐに対応できる環境づくりとしても有効です。

ビルトインガレージの活用方法

ビルトインガレージは、単なる駐車スペースにとどまらず、シアタールームや子ども部屋などさまざまに活用できます。ここでは、ビルトインガレージの活用方法について詳しく見ていきましょう。

倉庫

ビルトインガレージは、広さを活かして倉庫としても活用できます。たとえば、キャンプ用品などのアウトドアグッズやクリスマスツリーなどの季節物、使用していない衣服・家具など、かさばる物をたっぷりと収納可能です。

また、ロードバイクやバイクの収納にも適しています。作業中に必要な説明書や本棚を設けることで、効率的な作業が可能です。

趣味部屋

ビルトインガレージは、趣味の空間としても活用可能です。たとえば、展示棚や作業台を設けると、プラモデル制作やDIYを楽しむスペースとして使えます。また、上下・左右に十分なスペースを確保することで、ゴルフや野球、卓球など趣味のスポーツを練習する空間としての活用も可能です。

シアタールーム

ビルトインガレージは、シアタールームにもぴったりです。たとえば、プロジェクターやスクリーンを設置し、屋外カーテンなどで光を遮ることで、単調なガレージが本格的な映像空間になります。

ソファやテーブルを配置することで、映画館のVIP席のような豪華なシアタールームを作ることも可能です。周囲を気にせず、家族や友人と一緒にいつでも映画や音楽を楽しめる、贅沢なプライベートシアターを自宅に実現できます。

パーティールーム

ビルトインガレージは、家族や友人、近所の方との交流の場としても活用できます。シャッターを開けることで、屋根付きの広々とした空間が広がり、天候に左右されずにホームパーティーを楽しめます。

パーティールームとして活用する際は、ガレージ内にコンセントを複数設置すると便利です。冷蔵庫や電子レンジといった電化製品をガレージ内で使用でき、ガレージと部屋を行き来する必要がなくなります。

子どもたちの遊び場

ビルトインガレージは、子どもたちの遊び場としてもぴったりな場所です。ガレージ内では、縄跳びや一輪車、卓球などさまざまな外遊びができます。夏はプールを設置し、水遊びを楽しむことも可能です。

梅雨の時期や夏の日差しが強い時期など、外遊びが難しい時期でも体を存分に動かせるため、外で遊べないストレスを軽減できます。また、リビングの隣に配置するなど目が届きやすい設計にすることで、子どもを安心して遊ばせられます。

ビルトインガレージ設置時に押さえるべきポイント

ビルトインガレージは見た目のスマートさや利便性から人気ですが、設計や施工段階でしっかりと検討しなければ、かえって使い勝手が悪くなってしまうこともあります。とくに、車の買い替えやライフスタイルの変化、日々の動線、光・風通しなどを見据えた設計が不可欠です。

ここでは、設置時に押さえるべきポイントについて詳しく紹介します。

余裕のある広さを確保できる間取りにする

ビルトインガレージを設計する際、将来の車種変更やライフスタイルの変化を見据え、余裕のある広さを確保することが重要です。

たとえば、現在は軽自動車を使用しているからとコンパクトな設計にした場合、ミニバンやSUVなどの大型車に買い替えたとき、幅や奥行きに十分な余裕がなくなります。

ビルトインガレージは建物と一体化しているため、後からの拡張が難しい設備です。これを踏まえ、初期段階で十分な広さを確保しなければなりません。

目的と雰囲気に合わせて床の材質を選ぶ

ビルトインガレージの床材選びは、機能性とデザイン性の両立が求められます。一般的に使用されるコンクリートは、耐久性に優れ、ガレージの床材として適しています。このほか、クッション性のあるゴム製のタイルや樹脂コーティングの床も人気です。

タイルや天然石を使用することで、高級感やデザイン性を高めるのもよいでしょう。ガレージの床材選びは、使用目的や予算、メンテナンスの手間などを総合的に考慮し、最適な素材を選定することが大切です。

価値とコストを比較する

ビルトインガレージの設置を検討する際は、利用価値とコストを慎重に比較することが重要です。設置する場合は、建築費用だけでなく、固定資産税が毎年発生します。

固定資産税が課税されるガレージは、以下の3つの要件をすべて満たしているガレージです。

・外気分断性:建物の外部と内部を区別できる構造であること
・定着性:地面に固定されていること
・用途性:車庫として利用されていること

ビルトインガレージは、上記3つの要件をすべて満たしているため、固定資産税の課税対象となります。

なお、固定資産税は「固定資産税評価額×税率」で計算されます。固定資産税評価額の目安50〜60%、税率は1.4%としている自治体が多いため、ビルトインガレージをつくる際に300万円の費用が発生したとすると、毎年の固定資産税は以下のようになります。

・固定資産税評価額:300万円×60%=180万円
・実際の固定資産税の目安:180万円×1.4%=25,200円

固定資産税も含めたコストを加味したうえで、ビルトインガレージの設置を検討するとよいでしょう。

スムーズな動線に仕上げる

ビルトインガレージを設計する際は、日々の生活動線を意識することがポイントです。たとえば、車から降りてそのまま玄関やキッチンへ移動できるような配置にすることで、買い物後の荷物運びが楽になります。パントリーとつながる勝手口を設けておくと、さらに便利です。

また、ガレージ内での車の乗り降りや荷物の出し入れがスムーズに行えるよう、ドアの開閉に必要なスペースや通路幅も十分に確保しましょう。こうした動線を考慮した設計により、日常生活でのストレスを減らし、使い勝手のよいビルトインガレージが実現します。

居住部分の採光を考慮する

ビルトインガレージを設計する際、居住空間の採光を考慮しましょう。ガレージが空間の大部分を占める場合は、隣接する居室の窓が減り、自然光を取り込めなくなります。

たとえば、1階をビルトインガレージ、居住空間を2階以上に完全に分ける設計がひとつです。また、天窓や吹き抜けを設けると、上部からの太陽光をたっぷりと取り入れられます。

快適な住環境を確保するためには、居住部分の採光計画をしっかりと立てることが大切です。

耐震性を考慮する

ビルトインガレージを設ける際は、耐震性への配慮が不可欠です。1階に大きな開口部があると、耐力壁の配置が偏るためです。これを防ぐためには、上下階の柱や壁の位置がそろっていることを示す「直下率」の向上を目指し、耐力壁をバランスよく配置する必要があります。

また、建物の平面形状は、凹凸の少ない正方形や長方形が望ましいとされています。設計においてこれらの要素を考慮し、構造計算を行うことで、地震に強い住まいを実現できます。

防音対策をする

ビルトインガレージを設ける際には、騒音対策も欠かせません。シャッターの開閉音やガレージ内の音が居住空間や近隣に響くことを防ぐためには、静音性の高い電動シャッターの採用が効果的です。

また、ガレージと居住スペースの間に吸音・防音性のある素材を使用することで、音の伝播を軽減できます。とくに寝室や子ども部屋などの静かにしたい空間は、ガレージから離れた位置に配置する工夫も必要です。

「まるで魔法瓶のような家」と表現される「FPの家」では、すき間のない気密性能とFPウレタン断熱パネルによる遮音性に加えて、防音効果のある窓や換気口を使用するなどの対策を施し、遮音性の高い家が実現できます。防音対策にこだわりたい方は、お気軽にご相談ください。

おしゃれなビルトインガレージに仕上げるコツ

ビルトインガレージをおしゃれに仕上げるためには、いくつかコツがあります。とくに重要なのが、内装の素材・外観とのバランス・照明へのこだわりです。ここでは、おしゃれな空間にするコツについて詳しく解説します。

内装には手入れしやすい素材を取り入れる

ビルトインガレージの内装は、使い方によって排気ガスや湿気、洗車時の水しぶきなど、さまざまな汚れが付着します。そのため、手入れしやすい素材を選定することで、日々のお掃除の手間を軽減できます。

床材には水濡れや汚れに強い素材、壁材には排気ガスや湿気に強い素材を選ぶとよいでしょう。たとえば、それぞれをコンクリート調で統一することで、耐久性を確保しつつ、クールでおしゃれなビルトインガレージに仕上げられます。

ただし、壁や天井部分の素材を検討する際は、建築基準法の規制にもとづいた燃えにくい素材を使用しなければならない点に注意が必要です。

デザイン性・機能性・メンテナンス性を兼ね備えた素材を選ぶことで、ガレージの美観をより長く保ちつつ、おしゃれな空間を作れます。

外観との調和を考える

ビルトインガレージを設計する際は、外観のデザインとのバランスを考慮することも重要です。

たとえば、外壁を黒一色とガレージのシャッターを白にすることで、スタイリッシュな外観にまとまります。またガレージのシャッターを外壁の色と同系色を使うと、ガレージだけが目立つことなく、家全体の調和がとれた印象になります。

住宅全体の外観と調和させることで、統一感のある美しい住まいを実現可能です。

照明にこだわる

ビルトインガレージをおしゃれにしたい場合は、照明にこだわりましょう。たとえば、天井に直接取り付けるシーリングライトは、シンプルなデザインで、広範囲を均一に照らせるため作業場として活用する際に適しています。

すっきりとした印象を求める場合は、埋め込み型のダウンライトが効果的です。愛車を際立たせたい場合は、スポットライトを活用すると、展示会のような演出効果を得られます。

これらの照明を組み合わせることで、実用性とデザイン性を兼ね備えたガレージ空間が完成します。

新築ビルトインガレージ事例2選

実際に、ビルトインガレージを取り入れるとどのような見た目や設計になるのか気になる方も多いでしょう。ここでは「FPの家」が手掛けたビルトインガレージの事例を紹介します。

レンガの家にあるビルトインガレージ

レンガの家にあるビルトインガレージ

ビルトインガレージのあるレンガの家 (株)にのみや工務店

こちらの住宅は、風景に美しく溶け込む、メンテナンスフリーのレンガを使用している点が特徴です。ビルトインガレージも、深みのあるブラウンのレンガと色味を合わせたシャッターを採用することで、外観から浮くことなく、自然な仕上がりになっています。

まるでガレージが住宅の一部として初めから計画されていたかのように、一体感のあるデザインに仕上がっており、上品で落ち着いた住まいを演出しています。ビルトインガレージを取り入れることで、実用性はもちろんのこと、住まい全体のデザイン性や統一感もさらに引き立っています。

レンガの家にあるビルトインガレージの事例はこちらから!

蔵をイメージした家のビルトインガレージ

蔵をイメージした家のビルトインガレージ

蔵をイメージした家のビルトインガレージ  (株)にのみや工務店

こちらの住宅は、昔ながらの「蔵」をイメージした落ち着きのある外観が特徴です。真っ白な壁に黒のアクセントが映え、どこか懐かしさを感じさせる住まいとなっています。ビルトインガレージも、その外観に合わせてデザインされており、まるで蔵の大きな扉のような存在感があります。

また、ガレージから玄関へ直接アクセスできる動線が確保されており、雨の日でも濡れずに移動できるのが便利です。さらに、上部にバルコニースペースを設け、ビアガーデンや家族との会話を楽しめる場所を作った点もポイントです。

ビルトインガレージを余すことなく活用し、家での過ごし方がより充実するような設計となっています。

蔵をイメージした住まいのビルトインガレージの事例はこちらから!

まとめ

ビルトインガレージは、限られた敷地を有効活用しながら、車を安全かつ快適に保管できるだけでなく、趣味や収納など多目的に使える自由度の高い空間です。設計の工夫次第で、生活動線の改善やおしゃれな演出も可能になり、住まい全体の利便性やデザイン性を大きく向上させてくれます。

また、シャッターの種類や必要な広さ、活用法や設計時の注意点をしっかり押さえることで、長く満足できる理想のガレージ空間が実現できます。

自由なデザインと高性能住宅を両立する「FPの家」では、地域の気候や風土を深く理解し、確かな技術と専門知識を持つ地元の工務店が、お客様のご要望にきめ細やかに対応した家づくりを行っています。

ビルトインガレージを取り入れた住まいの実績も豊富で、対応可能な工務店が全国に多数加盟しています。自由度の高い住まいをお考えの方は、全国の「FPの家」ビルダーにぜひご相談ください。

「FPの家」カタログ・資料請求は、こちらからお気軽にお問い合わせください。