冬の浴室やトイレに入った瞬間「ヒヤッ」と寒さを感じたことはありませんか。その急な温度差が、体に大きな負担を与えることがあります。これが「ヒートショック」と呼ばれる現象で、ときには命を脅かすほど危険な場合もあるのです。
本記事では、ヒートショックの原因や症状、起こりやすい人の特徴を整理してお伝えします。さらに、新築住宅を建てるときに考えておきたい予防策や設計の工夫についても紹介します。ご自身やご家族の健康を守るために、ぜひ参考にしてください。
ヒートショックとは
ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に強い負担がかかることで起こる健康被害のことです。暖かい部屋から寒い場所へ移動したり、その逆の状況を経験したとき、体がショック状態に陥るため、この名前が付けられています。
とくに注意が必要なのは入浴中です。厚生労働省が令和元年に行った調査によると、65歳以上の高齢者が自宅や施設の浴槽で溺死・溺水により亡くなった人数は4,900人にのぼります。
これは、同じ年に交通事故で亡くなった65歳以上の方(2,508人)の約2倍です。つまり、日常的な行為である入浴が、交通事故以上に危険をはらんでいるのです。
さらに、ヒートショックの発生は冬季に集中しています。11月から4月にかけて増加し、特に1月にピークを迎えることが明らかになっています。
出典:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」 (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_042/assets/consumer_safety_cms204_20201119_02.pdf)
ヒートショックのメカニズム
ヒートショックが起こる原因は、血圧の急激な変動にあります。まるでジェットコースターのように血圧が上がったり下がったりすることで、体は大きな負担を受け、ときに命に関わる危険を招くのです。
たとえば暖房の効いたリビングでくつろいでいるとき、血管はゆるみ、血圧も安定しています。ところが寒い脱衣所に移動すると、冷気に反応して血管がキュッと収縮し、血圧は一気に上昇します。
さらに衣服を脱げば、体全体が冷気にさらされることで血管収縮が進み、血圧はさらに高くなります。そしてそのまま温かい湯船に浸かると、今度は急激な温度変化によって血管が広がり、血圧は一気に低下します。
このような血圧の乱高下こそが、心臓や血管に大きなダメージを与えるのです。
ヒートショックの症状
ヒートショックの症状は、軽いものから命に関わるものまで幅広く存在します。初期のサインを見逃さずに対応することが、重大な事故を防ぐために欠かせません。
軽度では、めまい、立ちくらみ、吐き気、頭痛、倦怠感、動悸などが現れます。これらは普段の生活でも経験しやすいため軽視されがちですが、入浴中や寒暖差の大きい場所で起きた場合は、ヒートショックの警告サインと考えるべきです。
症状が進むと、意識障害や失神、不整脈をともなうことから、浴槽内では自力で動けなくなり、溺死の危険が高まります。さらに重症化すると、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血といった致命的な病気に直結します。
「少しふらついただけ」と感じても、浴室では転倒や溺水につながる可能性があります。わずかな異変でも決して油断せず、体調に不安があるときは入浴を控えましょう。
新築住宅でも起こる理由
「新築なら大丈夫」と思われがちですが、実はそうとも限りません。設計や設備の選び方によっては、ヒートショックのリスクが残ってしまうのです。
リビングや寝室は快適でも、廊下や浴室、脱衣所、トイレなどは暖房が行き届かず、温度差が大きくなりがちです。とくに、浴室やトイレが北側や外壁に面している場合、あるいはリビングから離れた位置にある場合には、寒さの影響を強く受けやすくなります。
新築住宅でも油断はできません。だからこそ、設計段階からヒートショック対策を盛り込むことが、安全で快適な住まいづくりの第一歩なのです。
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ヒートショックになりやすい人の特徴

ヒートショックは誰にでも起こる可能性がありますが、とくにリスクが高いとされる方の特徴があります。とくに気をつけたいのは、以下に該当する方です。
・高齢者 ・高血圧 ・生活習慣病を患っている ・浴室やトイレに暖房設備がない ・一番風呂に入る ・熱いお風呂を好む ・飲酒後に入浴する ・水分補給をしない
ご自身やご家族が当てはまるかを確認し、該当する場合は意識的に予防策をとりましょう。
高齢者
65歳以上の高齢者はヒートショックのリスクがもっとも高く、とくに注意が必要です。実際、2023年には、「不慮の溺死及び溺水」により亡くなった65歳以上の高齢者は8,270人でした。このうち、浴槽での事故による死亡は6,541人に上り、その中で自宅や居住施設の浴槽で亡くなった方は6,073人でした。つまり、高齢者が入浴中に命を落とすケースは「不慮の溺死及び溺水」による死亡全体の約8割を占めていることになります。
出典:消費庁「コラムVol.12 高齢者の事故 ―冬の入浴中の溺水や食物での窒息に注意―」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20241219/)
理由は、加齢にともなう体の変化にあります。血管の柔軟性が低下すると急な血圧変化に対応しづらくなり、自律神経の働きも衰えるため、体温調節が難しくなります。皮膚感覚も鈍くなるため、お湯の熱さを正しく判断しにくい点も見逃せません。
また、高齢者は持病を抱えていることも多く、心臓や血管にすでに負担がかかっている場合もあります。そのため、若い頃は問題なかった入浴習慣でも、年齢を重ねると急にリスクが高まることがあります。
高血圧
高血圧の方は、温度変化による血圧の変動幅が大きくなりやすく、ヒートショックのリスクが高いといえます。高血圧の方の血管は、常に強い圧力を受けて硬くなっているため、急な収縮や拡張にも耐えにくい状態です。
とくに注意が必要なのは、寒い場所から暖かい湯船に入ったときです。こうした場面では、血圧が急激に下がり、意識を失う危険があるためです。また、降圧剤を服用している方では、薬の効果が加わることで血圧が過度に下がりやすくなるため注意が必要です。
生活習慣病を患っている
糖尿病や脂質異常症、肥満といった生活習慣病を持つ方も、ヒートショックのリスクが高いとされています。これらの生活習慣病は動脈硬化を進め、血管の柔軟性や血圧調整機能を低下させてしまうのです。
たとえば糖尿病の場合は、高血糖によって血管が傷み、さらに自律神経障害が加わることで血圧の調整が難しくなります。
脂質異常症では、コレステロールなどが血管に蓄積し、動脈硬化が進行します。肥満の方は心臓に負担がかかりやすく、睡眠時無呼吸症候群をともなう場合はリスクがさらに増します。
浴室やトイレに暖房設備がない
温度差が10℃以上になる場合、ヒートショックのリスクが上がるといわれています。冬の浴室やトイレは、気温10℃以下になることが珍しくなく、暖かいリビングとの温度差によって血圧が急激に変動します。
とくに、断熱・気密性能が小さい古い住宅や、水回りの断熱・暖房が不十分な住宅では、こうしたリスクが高まります。
タイル張りの浴室や断熱材のない脱衣所では、外気並みに冷え込むこともあるでしょう。トイレも、夜間や早朝は極端に寒く、排便時のいきみと重なると血圧が大きく上昇します。
一番風呂に入る
一番風呂は気持ちがよいと感じる方も多いですが、ヒートショックのリスクが高まります。浴室がまだ暖まっていない状態で入浴すると、室温と湯温の差が大きくなるためです。
冬場の浴室は外気に近い温度で、そこに42℃前後のお湯を張ると、空気と水の差が30℃を超えることもあります。この極端な差が血圧の乱高下を招きます。さらに、一番風呂では湿度も低く、冷たい乾燥した空気が体への負担を増します。
熱いお風呂を好む
42℃以上の熱いお風呂を好む方は、ヒートショックのリスクが高くなります。熱いお湯は血圧の乱高下を招き、心臓や脳に大きな負担を与えるためです。
浸かった直後は血管が収縮して血圧が急上昇し、その後は拡張して急激に低下します。この変動がヒートショックにつながるのです。
厚生労働省の研究でも、42℃で10分入浴すると体温が38℃近くに達し、意識障害を起こすおそれがあると報告されています。
出典:政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」 (https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202111/1.html)
飲酒後に入浴する
飲酒後の入浴は、ヒートショックのリスクを大きく高めます。アルコールには血管を広げて血圧を下げる作用があり、入浴による血管拡張と重なると、血圧が危険なほど低下することがあります。その結果、意識障害や失神を引き起こしやすくなるのです。
さらにアルコールには利尿作用があり、体は脱水状態になりやすくなります。このとき入浴すると血液が濃くなり、血栓ができやすくなります。血栓は心筋梗塞や脳梗塞の直接的な原因となるため、非常に危険です。
水分補給をしない
入浴前後に水分をとらないことも、ヒートショックの大きな要因です。
入浴では短時間で500ml以上の水分を失うことがあり、脱水状態になると血液が濃くなり、血流が悪化します。その結果、血圧調整が難しくなり、ヒートショックにつながるのです。
とくに高齢者は喉の渇きを感じにくく、気づかないうちに脱水状態に陥りやすい傾向があります。
ヒートショックで注意したい場所と予防法
家の中には、ヒートショックが起こりやすい場所がいくつもあります。代表的な場所は、以下が挙げられます。
・浴室と脱衣所 ・トイレ ・玄関と廊下 ・寝室
それぞれの特性を理解し、適切な対策をとることで、安心して暮らせる住環境をつくることができるでしょう。
浴室と脱衣所
浴室と脱衣所は、ヒートショックがもっとも起こりやすい場所です。暖かい居間から寒い脱衣所へ移動し、さらに熱い湯船に浸かることで、血圧が大きく変動します。
対策の基本は、温度差をなくすことです。脱衣所には小型ヒーターを設置して事前に暖め、浴室は浴室暖房乾燥機やシャワーの蒸気で室温を上げましょう。浴槽の蓋を開けておくのも効果的です。
入浴時は湯温を41℃以下にし、10分以内にとどめることが安全です。浴槽に入る前はかけ湯で体を慣らし、出るときはゆっくり立ち上がって血圧の急降下を防ぎます。また、家族と声をかけ合い、長時間入浴している場合は確認してもらうことも大切です。
家づくりからできる対策としては、手すりの設置も転倒防止に役立ちます。
トイレ
トイレは暖房がないことが多く、夜間や早朝は冷え込みやすいため、ヒートショックの危険が高い場所です。
対策としては、暖房便座や小型ヒーターの設置が効果的です。人感センサー付きの製品なら省エネで快適に使えます。加えて、厚手のスリッパやトイレマットで足元の冷えを軽減しましょう。
排便時のいきみもリスクの要因です。便秘を防ぐために食物繊維を意識的に摂り、適度な運動を心がけることが大切です。
夜間の利用では、寝室から寒いトイレに急に移動しないよう工夫しましょう。高齢者の場合は頻尿で何度も移動するため、寝室とトイレの温度差を小さく保つことが安全につながります。
玄関と廊下
玄関や廊下は暖房が届きにくく、リビングとの温度差が大きくなりやすい場所です。とくに朝の出勤時や夜の帰宅時など、外気温が低い時間帯は血圧変動が起きやすく、注意が必要です。
玄関では、断熱性の高いドアや二重ドアを採用すると効果的です。既存住宅での対策としては、厚手の玄関マットやカーテン、のれんなどを使えば、冷気の侵入をある程度防げます。
廊下にはパネルヒーターや床暖房、小型のカーペットを置くと足元の冷えを和らげられるでしょう。照明と暖房が連動するタイプを選べば、省エネと快適性を両立できます。
また、急な温度差にさらされないよう、移動時は体を段階的に寒さに慣らす工夫も必要です。とくに高齢者は新聞の取り込みや宅配便の受け取りなど、短時間でも玄関を利用する機会が多いため、周辺の温度管理に気を配ることが安全につながります。
寝室
寝室でのヒートショックは、起床時と就寝時に起こりやすい傾向があります。布団内と室温の差や、睡眠中の体温低下が主な原因です。
寝室の室温は18〜22℃程度が理想です。エアコンのタイマーを使い、起床前に暖房が入るよう設定すれば、温度差を抑えられます。布団内が30℃以上、室温が10℃以下という極端な差は血圧の乱れを招くため、注意が必要です。
加湿器で湿度を40〜60%に保つと、体感温度が上がり快適に過ごせます。さらに、厚手のカーテンやカーペットで断熱を強化すると効果的です。
また、夜間のトイレ移動に備え、廊下に暖房器具を配置して温度差を小さくすることも安全につながります。
住宅を建てる際のヒートショック対策
新築住宅では、設計段階からヒートショック対策を取り入れることが大切です。後から設備を追加するよりコストを抑えやすく、住まい全体の快適性や安全性も高められます。
高気密高断熱の住宅にする
春のようなここちよさで、家族をつつむ住まい 北海道(株)FPコーポレーション 住宅部
家の中の温度差を減らすためには、まず「高気密・高断熱住宅」であることが基本です。外からの冷気や熱の影響を抑え、冷暖房の効率を高めることで、居室と水まわりの温度差を小さくすることができます。
気密性が高ければ、隙間風による熱の逃げを防ぐだけでなく、計画的に換気を行うことも可能です。断熱材は、居室だけに使うのではなく、廊下や浴室まで切れ目なく施工することが大切です。部分的な断熱では、逆に温度差が強調されてしまう場合があるからです。
このような高気密・高断熱住宅は、家族の健康と安全を守るのはもちろん、光熱費の削減にもつながります。初期投資は必要ですが、長い目で見れば経済的で快適な住まいになるのです。
高い気密性と断熱性により、家全体が魔法瓶のようにあたたかな住空間となる「FPの家」。部屋間の温度差や温度ムラを抑制することで、ヒートショックを根本から防ぐ住環境を実現しています。
こちらの記事では、高気密・高断熱住宅について解説しています。 メリット・デメリットも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
断熱性の高い窓を採用する
住宅の中でもっとも熱が出入りしやすい場所は「窓」です。そのため、窓の断熱性を高めることは、ヒートショック対策に直結します。性能の高い窓を選べば室温が安定し、居室と水まわりの温度差も抑えやすくなります。
基本は2枚のガラスとアルゴンガスを用いた複層ガラス(ペアガラス)ですが、寒冷地ではトリプルガラスの窓がより効果的です。さらに、遮熱・断熱性に優れたLow-Eガラスを組み合わせれば、冬は室内の熱を逃さず、夏は太陽熱を遮ることができ、季節を通じて快適さを保てます。
サッシ選びも重要なポイントです。アルミは熱を伝えやすいため、樹脂サッシや樹脂とアルミの複合サッシを採用すれば断熱性がぐんと高まり、結露の発生も抑えられます。
こうした工夫を積み重ねることで、光熱費を抑えながら家全体の温度差を小さくでき、結果としてヒートショックのリスクを減らすことにつながります。
こちらの記事では、窓の断熱シートについて解説しています。 効果的な選び方も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
間取りと動線を工夫する
家の間取りや動線を工夫するだけでも、生活の中で感じる温度差をぐっと減らすことができます。とくに浴室やトイレといった水まわりは、暖房の効いた居室に隣接させると効果的です。廊下を通らずに行ける動線なら、さらに温度差を小さくできます。
たとえば、階段をリビング中央に配置すれば、暖気が自然と2階にも届きやすくなります。玄関から居室までの距離が長い場合には、途中にクローゼットを設けてコートの着脱ができるようにすると、段階的に寒暖差へ対応できるでしょう。
また、水まわりをひとまとめに配置することで、暖房や換気の効率が高まり、給湯配管を短縮できるというメリットもあります。
高齢者や体の不自由な方がいる家庭では、寝室とトイレを近くに設けることが大切です。夜間の移動時に感じる温度差を減らし、安全性を高めることにつながります。
設備選びを重視する
住宅内の温度差は、設備の選び方によって大きく変わります。適切な設備を導入すれば、ヒートショックのリスクを減らすことができるのです。大切なのは、初期費用とランニングコストのバランスを見極めることです。
もっとも事故の起こりやすい浴室でできる設備対策として、浴室暖房乾燥機も非常に有効です。入浴前にスイッチを入れて浴室をあらかじめ暖めておけば、寒暖差を小さく抑えることができ、ヒートショックのリスクを大きく下げられます。
また、浴室暖房乾燥機はヒートショック対策だけでなく多目的に活用できる点もメリットです。雨の日や花粉の時期に洗濯物を乾かしたり、カビの発生を抑えたりと、日常生活の快適性や清潔さの維持にもつながるでしょう。
全館暖房システムもヒートショック対策として効果的な方法のひとつで、北海道や東北などの寒冷地でもおすすめの方法です。エアコンや床下エアコン、そして床暖房など、いくつかの種類があります。電気式床暖房は比較的導入しやすい一方で、維持費が高めです。反対に温水式床暖房は初期費用こそかかりますが、長期的には効率的で経済的です。
さらに、24時間換気システムを導入するなら、熱交換型を選ぶのもよいでしょう。外気を取り入れつつも室温の損失を抑え、快適な空気環境を保てます。
そのほか、IoT対応のスマートサーモスタットを活用した温度管理や、エネルギー効率の高い製品を選ぶことも大切です。
家族構成やライフステージの変化を考慮する
住宅は今の暮らしに合わせるだけでなく、将来の家族構成やライフステージの変化を想定して設計することが大切です。
加齢とともにヒートショックのリスクは確実に高まるため、20年後も安心して暮らせる住まいを目指すことが欠かせません。こうした設計は、将来的なリフォームよりも、新築時に取り入れる方がコストを抑えられます。
二世帯住宅を想定する場合は、世帯ごとに温度管理を調整できる設備を導入すると快適性が高まります。子育て世代では、浴室の鍵やチャイルドロック、滑り止めなどの安全対策も重要です。
また、将来的に暖房設備や安全装置を追加できるよう、配線や配管に余裕を持たせておくこともポイントです。家族の成長や環境の変化に合わせて柔軟に対応できる住まいが、長く安心して暮らせる家につながります。
専門家の助言を受ける
ヒートショックを防ぐ住まいづくりには、専門家の知識と経験が欠かせません。地域の気候や建築基準を理解した専門家に相談することで、より効果的な対策が実現できます。
「FPの家」を手がける全国の「FPの家」ビルダーは、多くの施工実績をもとに地域特有の課題に対応してきました。設計段階から関わることで、断熱材や窓の選択、暖房や換気の計画を総合的に検討でき、バランスの取れた住まいが実現します。
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まとめ
ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が乱れ、深刻な健康被害を引き起こす現象です。
令和元年にはヒートショックによる入浴中の事故で、交通事故の約2倍もの高齢者が命を落としました。この数字からもわかるように、ヒートショックは決して珍しいことではなく、私たちの身近に潜む大きなリスクなのです。
このリスクを根本的に減らすには、住宅全体の温度差をできる限りなくすことが不可欠です。そのためのもっとも有効な方法が、高気密・高断熱の住まいです。
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